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それからお母さんは帰り、家には信ちゃんとふたりきり。
少しの沈黙の後、私が口を開いた。
『か、買い物、してきたで』
信五「ああ、ありがとう」
スーパーの袋を渡し、リビングへ入った。
信五「…A、あの人のこと、知ってたんやな」
ガサゴソ、と袋をあさる信ちゃん。
『うん』
信五「再婚して、子供もおるんやってな」
『うん』
ま、私に下の兄妹が出来たってことやし、なんて言ってキッチンにお茶を取りに行く。
信五「…ごめんな、A」
すると、キッチンにいた信ちゃんに急に抱きしめられた。
『ぅえっ!?』
信五「オトンもオカンもおらんで、ごめんな」
『う、ううん、いいよ、全然』
だって、今の私には
『兄ちゃん達がおれば、幸せやから』
兄ちゃん達が、大好きやから。
兄ちゃん達がおれば、それでいい。
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横山隆平 - とても気に入りました★最後の展開想像しませんでした。。。まぢなきしちゃいました(。>д<) (2014年9月23日 0時) (
レス) id: 2a7d0e1b67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぱぱ | 作成日時：2013年12月13日 1時
