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大倉side
嘘やと信じたい。
きっと何も無いんやって。
大丈夫やって。
だって、あの横山くんやで？
そう、自分に言い聞かせるしかない。
俺、みんなにどうやって言えばええの？
もう、わからんて……
……
大「先生？あのお話って何でしょうか……」
先「大倉さん、落ち着いて聞いてくださいね
横山さんの検査をした時、脳に腫瘍が見
つかりました。もしかしたら、横山さん
脳腫瘍かもしれないです。なので一刻も
早く再検査をしたいのですが、きっと今
頃赤ちゃん返りをしてしまってると思う
ので、不可能だと思います。
なので、メンバーの皆さんと支えてあげ
て、早くいつもの横山さんに戻るように
ご協力お願いします。 」
大「……そんなの……嘘ですよね……？」
先「まだ、確実とは言えませんが、可能性は
高いと思われます。」
大「だって……いやです、そんなん」
先「そうですよね……」
大「治るんですよね？横山くん。」
先「かなり進んでいたので完治は不可能かと」
大「……僕は……諦めません。」
先「僕だって絶対に諦めませんから。」
大「一緒に戦います。メンバーも。」
先「そうですね。横山さんのご家族は？」
大「両親は他界しています。弟たちしか……」
先「そうですか……」
大「弟たちには連絡しときます。」
先「よろしくお願いします」
大「ずっと近くにいるには無理だと思うので」
先「はい、」
大「なので、僕達が必ず支えます。」
先「支えてあげてください。」
大「僕が言うのでメンバーにはまだ……」
先「わかりました。大倉さんに任せます。」
大「ありがとうございます。」
……
そうや。
僕が諦めてどうすんねん。
大丈夫やって。
あの横山くんやもん。
支えてあげなあかんねやって。。。
わかってんねん。
頭ではわかってんねん。
でも、
心が追いつかへんねん。
僕、何で泣いてるんやろな泣
もう、何もわからへんって、
辛い。助けてや。
何か、もう立ってられへん
ﾊｧﾊｧ、息できひんし。泣
ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ もう、ﾊｧﾊｧ
俺が死ぬんちゃうか？ﾊｧﾊｧ
苦しくてたまらへんﾊｧﾊｧ泣
そこで俺は意識を手放した。
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作者名：ちーめろ | 作成日時：2018年6月7日 0時
