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大倉side
先「明日からまた１週間抗がん剤治療が始ま
ります。」
横「またか〜笑」
村「横頑張ってや？」
横「当たり前やろ！大丈夫や！」
渋「とか言って強がってるんちゃう？」
横「そりゃあちょっとはそーやけど。笑」
村「ちょっとなん？」
横「意識は強くもっとかなあかんやろ？笑」
丸「ゆうちんらしいわ〜笑」
安「ほんまやね〜笑」
大「俺は……」
横「あー、ええよ。無理せーへんで。」
大「……おん…」
村「でもな、このままやあかんねんで？」
渋「辛くても治さなあかんねん」
安「俺ら、ただ大倉と居りたいだけやねんて」
大「わかってる……わかってんねん……でも」
横「辛いんやんな。治るかわからへんし。」
錦「どーゆーこと？」
横「自分の体のことやもん。俺らが1番ようわ
かってんねんて。」
大「治る気せえへんねん。毎日辛なっていく
し、すぐ機械に繋がれるし…」
安「大倉……」
大「俺やって治さなあかんことぐらい知っと
るよ。でもそんな簡単とちゃうねん。」
横「俺やってこんなん嫌やもん。きっと大倉
やって嫌やと思うわ。」
大「横山くん頑張ってんの知ってんねんで。
その度に俺何しとるんやろって思うねん」
横「おん」
大「でもな、やっぱ耐えられへんねん。
死ぬかもしれんっていう恐怖には。」
横「…」
大「それにもう嫌やねん。
なんで俺こんなめにあわなあかんの？ｸﾞｽ」
村「…大倉ごめんな。」
大「…」
村「俺らお前の気持ち全然考えんといろいろ
言うてもうたな。ほんまごめん。」
大「…」
村「でもやっぱ、俺ら好きやねん、お前が。」
大「俺やってみんなのこと好きやｸﾞｽｯ」
村「せやからな、これからもずっと一緒に生
きて欲しいだけやねん。」
村「でも、大倉の気持ちも考えたらなあかん
よな。だから、俺らもう言わへんよ。
抗がん剤治療受けろとか全部。
大倉が自分から言うまで絶対言わへん。」
大「…ええの？」
村「もちろんや。やから、大倉？
お前の味方がたくさん居ること、忘れん
といてな？いつでも俺ら支えるから。」
渋「せやで。大倉。ほんまごめんな。」
安「大倉ゴメンな……」
錦「俺もごめん。」
丸「大倉、ほんまごめんね。」
横「支えやれなくてごめんな。」
大「みんなは悪ないねん！俺、いつかは頑張
るから。だからもうちょっと待って。」
渋「当たり前やろ」
俺みんなが好きや。
いつかは頑張らなあかんよね。
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作者名：ちーめろ | 作成日時：2018年6月7日 0時
