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大倉side
俺は言われたがままを話した。
俺が言わな、みんなわからへんから。
でも、俺ほんまはむっちゃ
震えててん。
やって、怖いやんか。
もう完治は不可能って言うたら
どんな反応されるかわからんし、
俺やってまだ信じたないねんもん。
でもやっぱ
横山くんって強いな。
一瞬村上くんでびっくりしたけど
絶対大丈夫って思えんねん。
横山くんに言われたら。
だから、勇気出して
言うてよかったと思った。
俺も早く退院して
横山くん支えてやらな！
大「もうむっちゃ元気やねん！
僕もう大丈夫なんで退院許可ください！」
先「……」
大「いや、黙らんといてくださいよ！笑
僕も早く退院して支えてあげたいんです」
横「……大倉も、支えてもらう立場やねんで？」
大「いや、なんでやねん笑 支えるほうやわ笑」
丸「大倉……」
大「何でみんなくらい顔してんの？」
さっきまで横山くんを
支えようって
みんなで楽しく笑って
話してたんに、
急に暗い顔。
どーいうことやねん。
渋「……大倉？落ち着いて聞いてな…？」
大「え？なになに？」
村「……お前、"がん"やねん……。」
大「…何言うてるの？それは横山くんやろ？」
村「…ちゃうねん。お前もやねん。」
大「……俺が？……がん？」
渋「…そう。肺がんやって……」
大「嘘やんなあ？なあ、先生嘘って言うて？」
先「残念ですが、本当です。」
大「え……。俺……死ぬん？」
村「お前は絶対死なへん！！！」
大「俺、すぐ治るやんな？」
渋「すぐかはわからへんけど、
80%の確率は治るって。」
大「……80%？……100%やないの？」
丸「20%は……あかんってことや。」
大「……そんなん、有り得へんって……ｸﾞｽｯ」
安「……大倉？」
大「だってﾊｧﾊｧ 俺ﾊｧﾊｧ 嫌やってﾊｧﾊｧｸﾞｽｯ」
錦「何かおかしない？」
大「ﾊｧﾊｧ いやﾊｧﾊｧ いややって ﾊｧﾊｧｸﾞｽｯ」
先「大倉さん落ち着いてください。
このままだとまた……」
渋「……っ！ 大倉、大丈夫やから…な？」
村「落ち着けって。絶対大丈夫やから。」
大「いやﾊｧﾊｧいややってﾊｧﾊｧ」
怖い。怖くてしゃあないよ。
息うまく吸えへんし……
何か……変な感じする……
安「大倉？しっかりしてや！？」
大「ﾊｧﾊｧｸﾞｽｯ ﾊｧﾊｧ」
先「だめだ…。誰か酸素マスク持ってきて！」
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作者名：ちーめろ | 作成日時：2018年6月7日 0時
