page26 ページ27
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
貴「お気を付けて」
宿「あぁ。………何かあったら、」
貴「『自分最優先』ですよね
もー毎回言わなくても、ちゃんと分かってますから!安心して行ってきて下さい!ほら!」
ここまで言ってもまだ、宿儺様はそれでも心配だという顔をしている
仕方がなく、背中を押すようにして、宿儺様を送り出した
あの事件からもう数週間経った。
だがあの日以来、出かける時はいつもこうだ
さすがに少し過保護では、、とも思う
それはさておき、今日は宿儺様の御帰りがいつもより早いらしい
宿儺様が帰ってきたら、いつ部屋に呼ばれるかも分からない
つまり、
家事をいつもより早く終わらせなければいけないということだ!
急げ!私!頑張れ!私!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
貴「ふぅ、とりあえず終わったー
後は、洗濯物が乾いたら取り込んで仕舞うだけね」
急いでやることを済ませたら、案外早く終わりすぎてしまったみたいで時間が余った
貴(洗濯物が乾くまでの間、本でも読もうかな)
私は自室に戻り本を読んだ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ザー
貴「ん?…えっ!!雨!?」
しかもかなり勢いよく降っている、、
貴(嘘でしょ!?本に夢中になってて雨の音に気づかなかった!?
というか、それより洗濯物!!)
私は慌てて洗濯物を取り込みに、外に飛び出した
雨は思った以上に降っていて、
恐らく洗濯物もびしょ濡れだ
貴「うわぁ、やっぱり洗濯物手遅れだ」
貴(とりあえず早く取り込まなければ)
と思い、びしょ濡れの洗濯物を、自分もびしょ濡れになりながら何とか全て取り込んだ
しかし、濡れてない洗濯物などは無く、
私は明日の仕事が増えたことに落胆していた
貴「あーあ、これ全部明日纏めて干さなきゃだ…………………………………
…あ!!宿儺様!!」
今日、宿儺様はお出掛けになる際、雨傘を持っていなかったはずだ
そのことを思い出した私は、慌てて宿儺様の着替えや濡れた体を拭くための手拭いを用意した
そして玄関先で、宿儺様の帰りを今か今かと待っていた
中々帰ってこないので、雨傘を届けに宿儺様の元へ駆けつけようかと思った時、帳の内側に宿儺様が入ってくるのが見えた
貴「あ!宿儺様ー!」
私は雨の音に負けないよう、宿儺様に届く声で叫んだ
350人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たわし - 尊い、、、。ぬふ、ぬふふ (2021年3月7日 14時) (レス) id: 6472def61e (このIDを非表示/違反報告)
さとる - 尊い泣ける (2021年3月7日 13時) (レス) id: 63ad36ada3 (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 一気読みしました!!すごいおもしろいです!! (2021年3月6日 22時) (レス) id: 96a71449d3 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2021年3月4日 3時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
猫人形 元猫耳アヤツリ人形 (°∀° )(プロフ) - こういうの読みたかった!書いてくださりありがとうございます…> < 読んでいてとっても楽しいです!更新楽しみにしています! (2021年2月17日 6時) (レス) id: d4943c1156 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:わさ | 作者ホームページ:http://sakikoni0708
作成日時:2021年2月13日 0時