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貴「お気を付けて」

宿「あぁ。………何かあったら、」

貴「『自分最優先』ですよね
もー毎回言わなくても、ちゃんと分かってますから!安心して行ってきて下さい!ほら!」

ここまで言ってもまだ、宿儺様はそれでも心配だという顔をしている

仕方がなく、背中を押すようにして、宿儺様を送り出した





あの事件からもう数週間経った。
だがあの日以来、出かける時はいつもこうだ

さすがに少し過保護では、、とも思う









それはさておき、今日は宿儺様の御帰りがいつもより早いらしい


宿儺様が帰ってきたら、いつ部屋に呼ばれるかも分からない




つまり、

家事をいつもより早く終わらせなければいけないということだ!


急げ!私!頑張れ!私!







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貴「ふぅ、とりあえず終わったー
後は、洗濯物が乾いたら取り込んで仕舞うだけね」


急いでやることを済ませたら、案外早く終わりすぎてしまったみたいで時間が余った



貴(洗濯物が乾くまでの間、本でも読もうかな)

私は自室に戻り本を読んだ






┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ザー

貴「ん?…えっ!!雨!?」


しかもかなり勢いよく降っている、、


貴(嘘でしょ!?本に夢中になってて雨の音に気づかなかった!?

というか、それより洗濯物!!)



私は慌てて洗濯物を取り込みに、外に飛び出した

雨は思った以上に降っていて、
恐らく洗濯物もびしょ濡れだ

貴「うわぁ、やっぱり洗濯物手遅れだ」

貴(とりあえず早く取り込まなければ)

と思い、びしょ濡れの洗濯物を、自分もびしょ濡れになりながら何とか全て取り込んだ



しかし、濡れてない洗濯物などは無く、
私は明日の仕事が増えたことに落胆していた

貴「あーあ、これ全部明日纏めて干さなきゃだ…………………………………





…あ!!宿儺様!!」


今日、宿儺様はお出掛けになる際、雨傘を持っていなかったはずだ

そのことを思い出した私は、慌てて宿儺様の着替えや濡れた体を拭くための手拭いを用意した

そして玄関先で、宿儺様の帰りを今か今かと待っていた

中々帰ってこないので、雨傘を届けに宿儺様の元へ駆けつけようかと思った時、帳の内側に宿儺様が入ってくるのが見えた


貴「あ!宿儺様ー!」


私は雨の音に負けないよう、宿儺様に届く声で叫んだ

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設定タグ:呪術廻戦 , 宿儺 , 両面宿儺   
作品ジャンル:恋愛
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たわし - 尊い、、、。ぬふ、ぬふふ (2021年3月7日 14時) (レス) id: 6472def61e (このIDを非表示/違反報告)
さとる - 尊い泣ける (2021年3月7日 13時) (レス) id: 63ad36ada3 (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 一気読みしました!!すごいおもしろいです!! (2021年3月6日 22時) (レス) id: 96a71449d3 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2021年3月4日 3時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
猫人形 元猫耳アヤツリ人形 (°∀° )(プロフ) - こういうの読みたかった!書いてくださりありがとうございます…> < 読んでいてとっても楽しいです!更新楽しみにしています! (2021年2月17日 6時) (レス) id: d4943c1156 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わさ | 作者ホームページ:http://sakikoni0708  
作成日時:2021年2月13日 0時

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