page17 ページ18
side貴方
貴「……ん、…………………ん？」
宿「起きたか」
貴「………え？……！！！！！」
貴(う、嘘でしょ！？私、寝ちゃってた？)
まだ寝起きの頭で必死に、眠る前の記憶を思い出す
貴(そうだ、確か宿儺様が私を宿儺様の足の間に座らせたのだ。そして、それから、あっ…)
あの時、私は睡魔に負けて、体を後ろに傾けた。
そこにあった温もりが何とも心地よくて……
私は眠ってしまったのだった。
そのことを思い出し、やっと、自分が宿儺様の胸に寄り掛かり眠ってしまっていたことを理解した。
しかし、今私がいるのは布団の上
つまり寝てしまった私を、宿儺様がここに移動させてくれたということだ
冷や汗が止まらなかった。
従者である自分が、主の目の前で、許可もなく眠るなんて…
決して許されない大失態だ。
どんな処罰を与えられてもおかしくは無い。
貴(ま、まずは、謝罪をしなければ！)
貴「も、申し訳ありません！！あろうことか、宿儺様の御前で居眠りをしてしまうなど、、どう、償えばよいのか……あ、敷布も今すぐ新しいものと取り替えますので！」
宿「よい」
貴「…え？」
宿「敷布など取り替えんでよい。
謝罪も、償いもいらん。」
貴「で、ですが！」
宿「それよりも、腹が減った。
夕飯の支度をしろ」
貴「………は、はい」
「…失礼します」
貴(許された、のだろうか？宿儺様は別段お怒りになっている様子もなかった。解雇もされるどころか、夕飯の支度をしろと…いや！きっと次はないだろう。もっと気を引き締めなければ！！)
とりあえず、まだ宿儺様のもとに居られることに安堵し、私は夕飯の支度を始めた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 350人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たわし - 尊い、、、。ぬふ、ぬふふ (2021年3月7日 14時) (
レス) id: 6472def61e (このIDを非表示/違反報告)
さとる - 尊い泣ける (2021年3月7日 13時) (レス) id: 63ad36ada3 (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 一気読みしました！！すごいおもしろいです！！ (2021年3月6日 22時) (レス) id: 96a71449d3 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです！！これからも頑張ってください！続きを楽しみにしてます！ (2021年3月4日 3時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
猫人形 元猫耳ｱﾔﾂﾘ人形 (°∀° )(プロフ) - こういうの読みたかった！書いてくださりありがとうございます…> < 読んでいてとっても楽しいです！更新楽しみにしています！ (2021年2月17日 6時) (レス) id: d4943c1156 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わさ | 作者ホームページ：http://sakikoni0708
作成日時：2021年2月13日 0時
