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side宿儺
『たまたまそういう気分だった』
俺の今日の行動を説明するには
これだけで十分だった
┈┈┈┈┈┈
俺はAの仕事が済むまで、本を読み時間を潰していた
14時になった頃だっただろうか
Aが俺の部屋の前で立ち止まる音がした
やっと来たかと、本を読むのを一旦辞めて
扉の方を見た
しかし、いつまで待ってもAが入ってくる気配はない
痺れを切らして、俺が扉を開けると
Aは心底驚いたという顔をして固まっている
そのとぼけた顔を見るに堪えず、
宿「なに保おけた顔をしているのだ。早く入れ。」
そう言うと、今度は少し頬を赤らめて「…は、はい」と返事をした
俺の前に座ることを促せば、更に顔を赤くさせる
宿(本当に分かりやすい女だ)
Aが小さく正座するのを確認してから、俺はまた本に目を向け、続きを読み始めた。
Aが来る前と、俺が今している事は何一つ変わらないはずだ。
しかし確実に、Aが居ない時には無かった感情が今はあった。
それが何なのか、俺にはよく分からん。
だが、不快で無いことだけは確かだった。
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たわし - 尊い、、、。ぬふ、ぬふふ (2021年3月7日 14時) (レス) id: 6472def61e (このIDを非表示/違反報告)
さとる - 尊い泣ける (2021年3月7日 13時) (レス) id: 63ad36ada3 (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 一気読みしました!!すごいおもしろいです!! (2021年3月6日 22時) (レス) id: 96a71449d3 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2021年3月4日 3時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
猫人形 元猫耳アヤツリ人形 (°∀° )(プロフ) - こういうの読みたかった!書いてくださりありがとうございます…> < 読んでいてとっても楽しいです!更新楽しみにしています! (2021年2月17日 6時) (レス) id: d4943c1156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わさ | 作者ホームページ:http://sakikoni0708
作成日時:2021年2月13日 0時