ウイスキー好きなんです[名探偵コナン]

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これで彼が救えるのだろうか、このあとどうすればいい？



解除をする彼を見続けて3分くらいたっただろうか。彼の手は止まり、携帯を出し誰かと電話し始めた。



まだ、まだ終わってない。
心の中で焦りが襲う


「兄さん！！！！」

私の声に反応した萩原さん。ふっと爆弾に目をやり、固まった。

ダメだ逃げなくちゃ！！まわりの人が逃げていく中で萩原さんは爆弾を見つめたまま動かない。


とっさに体が動いて、萩原さんのもとへ駆け寄る。


私、こんな走るの早かったっけ？なんて場違いなことを思いながらも、萩原さんしか見えていなかった。


萩「っ、えっ？さっきのっ、わぁ！」


腕を引っ張り、爆弾から離れるように走る。でもこれじゃ間に合わない。

気付くと萩原さんが私を引っ張って走っている


「はっ、はっ」


ﾋﾟｯ ﾋﾟｯ ﾋﾟｯ ﾋﾟｯ


すぐ近くにタイマーがあるかのように鮮明に進む音が聴こえる。


ﾄﾞﾝｯ


萩「うあっ！？」ｶﾞｯ


ﾊﾞｧｰﾝ ﾄﾞｶｰﾝ



爆発する直前に、彼の背中を押し石製のベンチの後ろに転ばせ、私も花壇の後ろに転び回った。


「っ…」



萩原さんの安全を確認する前に私の

意識は途絶えてしまった。

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