ウイスキー好きなんです[名探偵コナン]

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”Aちゃん、Aちゃん”

聞いたことのあるような声で呼ばれて
目が覚めた私。だが、しばらくの間動けなかった。

なぜって？



見たことない部屋に居たからだよ！！！

「は？え？何？」

とりあえずベッドから降りて部屋をうろちょろすると全身鏡があり、自分の姿が映る。

またもや固まる私。

「誰だお前……」


おかしいなぁ、私は茶髪に茶色の目をしてたはずなんだけどなぁ…

髪の長さや髪型は変わってないものの、髪は真っ黒だし、目はグレーだ。

私、何人ですか？え？って言うかこれどういう状況？

近くにはテーブルがあり紙の束のようなものが置いてあった。目を通すと、私のことについて書かれている。

黒崎 A(22)
東都大学の法学部、一人暮らしで両親は他界、など色々書かれており、丁寧に家の地図まであった。

あのさ、2ついっていい？
まず、私22才？2年、年老いてるんだけどなんで？え、意味あるの？

次に、家の住所が米花町って書いてあるんだけど、地図にも近くに工藤宅があるんだけど、どういうことですか？

え、なに、私コナンの世界に転生したの？え？私死んだっけ？こういうのって死んだときにするものじゃないの？

ちょっと理解できないんだけど？

つーか、通帳にある金額ヤバイ

「ニートでいれるよこれ」

とりあえず、コナンくんの世界にトリップしたわけね？なぜかわからないけど。これは他の人にばれたらダメだよね？っていうか信じてもらえないよね？

つーか、時間軸どこ！？原作のどこ！？もう、新一はコナンくんになってるの！？

「とりあえず、外に出よう。買い物とかもしなきゃ」

ってことでクローゼット開けるじゃん？中見るじゃん？


見事に黒と白の服しかないんですが。
…仕方ないよね、うん。まぁ、あわせやすいしね。

黒のゆるいTシャツに黒スキニー、黒の靴。
白のカバンに必要なものを入れて外に出た。

なんか、格好が黒い、全体的に黒い。
夜にいたら完全追放されるよこれ。


銀行からお金下ろして、買い物して家に帰る途中、視線を感じた。

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