【銀魂】沖田くんと彼女さん7

292.息ぴったり ページ26

山崎side


銀時「おーい、誰か通訳を！チャイニーズマフィアの隠語に詳しい者を！」


土方「誰がチャイニーズマフィアだ！オーイ、通訳を！志○動物園によく出ているハイジを呼べ！！」

あぁ、やっぱり。まだお見合いは始まってないのに付添人同士で揉めちゃってるよ。


バンッ！！

机を叩く音とともにAさんと紅音さんが言葉を発する。さすが姉妹息ぴったりだ。


おかげで部屋の中がシンッと静まった。入るなら今しかない。

沖田隊長の下僕になってまでして掴んだこのチャンスを逃すわけにはいかない。

誰も頼りにはならない。信じられるのは自分だけだ。

なんとしてでもたまさんを振り向かせるんだ！

たま「たまでございます。今日は何卒よろしくお願いします。」


たまさんの挨拶が聞こえて俺は慌てて襖を開けた。

ゴスッ！！

山崎「やっ...やっ、山崎退ですっ！こっこっこっこっ、こちらこそ、よろしくお願いします！！」


あぁ、やってしまった。勢いあまって畳に頭がめり込み血がダラダラと流れる。




A「(懐石料理、まだかなぁ。)」


このときAさんが俺のことそっちのけで料理を待ちながらウキウキしていたことに俺はまだ気づいていなかった。

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