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言ったことだけ見るとノリノリに聞こえる言葉を
ドストさんは
「司会はぼく、ドストエフスキーが──」
「一寸待って、待って何でいきなり!?」
勇気がありすぎないか。
パチパチと拍手をして、そのまま話そうとするドストさんを遮る。
「何でそんな、そもそも初対面で──」
「折角の出会いを無下には出来ないなーと思いまして」
また問おうと思ったが次は此方が遮られた。
意外と負けず嫌い?
「はぁ、もういいです。では、貴方からどうぞ」
「貴方ではなく、フェーヂャです」
「分かりました。ドストさんからどうぞ」
そう美人さんを軽々と名前で呼べるか、少しムッとした顔をしたが
ドストさんは考え出した。
「では…Aさんは猫が好きなのですか?
白猫と戯れていらっしゃったので」
ニャーちゃんのことか。
「まぁ、動物は好きな
ドストさんの言った言葉に思わず噛み付く。
あのデレデレ声も聞かれていたのなら、物凄く恥ずかしい。
聞いたが、ドストさんには無視された。聞こえていたのか、えぇ…恥ず。
「次は私ですね。じゃあ…」
ドストさんが被っている帽子を指差して
気になっていたことを言う。
「そのふわふわって何なんですか?」
「あぁ、此れですか。此れはウシャンカという露西亜の帽子です」
「露西亜ってことは、ドストさんは露西亜人?」
「はい。ではAさんは──」
·
その後、何やかんや連絡先を交換するぐらい仲良くなりました。
─────
リクエストあればですが
お待ちしております。
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作者名:わたあめ信者。 | 作者ホームページ:http://wataame
作成日時:2023年1月20日 20時