検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:5,957 hit

04頁目― ページ4

今日は取引のためヨコハマの人気にない海岸に向かう。

何処までも続く綺麗な蒼い海が見えるこの美しい場所で
取引をするとは、と自嘲する。


──取引は成功。

此れから、あの組織には色々と役にたって貰います。

アジトに戻ろうと角を曲がった時、
いきなり風が吹き露西亜帽(ウシャンカ)が飛ばされてしまった。

舌打ちをしてから取ろうと地面に落ちた
露西亜帽(ウシャンカ)に手を伸ばす。

だがまた風が吹き、ぼくの手から遠ざかっていく。

そして一際大きな突風が吹いたかと思うと
飛ばされていく方向に人影が見えた。

優雅にベンチに腰掛け、海を眺めている少女。

思わず見入ってしまい、
自身もその少女から少し離れたベンチに座る。

暫くすると少女は鞄から小袋を取り出し、何かに
餌をやるように足元に撒き始めた。

白猫が彼女に寄って煮干しを食べ始める。

「ニャーちゃん〜」

見た目に合った綺麗な声。

ニャーちゃんと呼んだ猫を抱きしめ頬擦りしている。

今日、話したこともない少女というのに
あの白猫の位置に代わりたいと思ってしまった。

05頁目―→←03頁目―絵―



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 死の家の鼠 , ほのぼの   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:わたあめ信者。 | 作者ホームページ:http://wataame  
作成日時:2023年1月20日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。