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04頁目― ページ4
今日は取引のためヨコハマの人気にない海岸に向かう。
何処までも続く綺麗な蒼い海が見えるこの美しい場所で
取引をするとは、と自嘲する。
──取引は成功。
此れから、あの組織には色々と役にたって貰います。
アジトに戻ろうと角を曲がった時、
いきなり風が吹き
舌打ちをしてから取ろうと地面に落ちた
だがまた風が吹き、ぼくの手から遠ざかっていく。
そして一際大きな突風が吹いたかと思うと
飛ばされていく方向に人影が見えた。
優雅にベンチに腰掛け、海を眺めている少女。
思わず見入ってしまい、
自身もその少女から少し離れたベンチに座る。
暫くすると少女は鞄から小袋を取り出し、何かに
餌をやるように足元に撒き始めた。
白猫が彼女に寄って煮干しを食べ始める。
「ニャーちゃん〜」
見た目に合った綺麗な声。
ニャーちゃんと呼んだ猫を抱きしめ頬擦りしている。
今日、話したこともない少女というのに
あの白猫の位置に代わりたいと思ってしまった。
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作者名:わたあめ信者。 | 作者ホームページ:http://wataame
作成日時:2023年1月20日 20時