○○○の彼女は烏野マネで… (ページ32)

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だけど、ページ32

黒尾「だけど、何もしてやれなかった」

ごめんな、A
守るって決めたのにな

澤村side

とりあえず今までのことをすべて監督とコーチに話す。話終えると監督とコーチは難しい顔をした。

武田「みなさんがどう思っているかは分かりません、それぞれ思うことがあるでしょう。ですが、それを彼女達に出してはいけません。その態度で傷つき立ち直れなくなることもあります」

烏養「そうだな、結果どっちが正しいか分からないが、その場の雰囲気や空気、態度で傷つくことは多くある。とりあえずお前達の空気を変えろ」

そう言って体育館から出ていった、話し合いでもあるのだろうか。

それにしてもAは大丈夫か？

ガラッ

日向「菅原先輩！」

研磨「クロ…」

リエーフ「夜久さん」

二口「Aは大丈夫なんですか」

菅原「今寝てるよ」

夜久「でも顔色悪かったから、少しの間休ませてやって」

黒尾「他のマネは」

澤村「夕食作りに行ってる」

黒尾「あいつも？」

研磨「うん」

…黒尾の空気が悪い、まぁそりゃあそうだよな。
自分の彼女があそこまで追い詰められたんだ。

俺たちだってあんなに感情を表したAは初めて見た。多分それだけ辛かったんだろう、なのに俺は何もしてやれなかった。

おかしいなとは薄々気づいていたけど、ここまで溜め込んでたとは思ってなかった。

澤村「主将失格だな」

東峰菅原「大地…」