少女、二重人格につき取扱注意 (ページ7)

今日:13 hit、昨日:1 hit、合計:22,449 hit

不思議な彼の一投目ページ7

・

緑谷くんの今までの平凡な記録と、あまりにも焦っている彼の顔に

つい何か力になれればと思って声をかけたけど

『(うまく使えないとは、、？

発動条件がそんなに大変な個性なのかな)』

さっきよりも顔色が悪い緑谷くんがボールを持って位置につく

飯「緑谷くんはこのままだとまずいぞ…？」

爆「ったりめーだ！無個性のザコだぞ！」

飯「無個性！？
彼が入試時に何を成したか知らんのか！？」

爆「はぁ"！？」

朝のうるさい2トップ飯田くんと爆豪くんが緑谷君を見て言う
話の感じだと飯田くんは、緑谷くんと入試のブロックが同じだったみたい

『爆豪くんは緑谷くんと同じ中学なの？

でも緑谷くんさっき、無個性じゃなくて
個性をうまく使えないって言ってたけど』

爆「あ"ぁ"！？何言ってんだ、銀髪てめぇ！！
デクは昔から無個性のザコだ！！」

『(デク？)、、、銀髪、、！？』

軽い気持ちで話しかけたらすごい勢いで返ってきて驚く

『(爆豪君は昔から無個性って言うけど

でもロボ撃退のあの入試を、無個性がクリア出来るはずがない…かといって

特別運動神経が良いようにも見えないし・・・)』

緑谷くんの個性について考えていると、
何かを決意したような顔の緑谷くんが思いっきり振りかぶってボールを投げるところだった

『力強い目、、、

(何かを成し遂げようと決意してる目、、)』

相「46m」

しかし無情にも普通の記録がでる

緑「な…今確かに使おうって…」

緑谷くんが手をみて焦っていると

相「"個性"を消した

つくづくあの入試は…合理性に欠くよ
お前のような奴も入学できてしまう」

さっきまでの雰囲気とは違う相澤先生が緑谷くんを見て言う

緑「消した…！！あのゴーグル…そうか……！

(視ただけで人の"個性"を抹消する"個性"！！)

抹消ヒーローイレイザーヘッド！！！」

『イレイザー？どっかで、、、
イレイザー。イレイザー、、イレイザーヘッド？』

何処かで聞いたことがある名前を呟いていると

相澤先生と何か話した緑谷くんが2回目を投げるところだった

相「(ここで性懲りもなく玉砕覚悟の全力か

はたまた萎縮して最下位におさまるか

どっちに転んでも見込みはない)」

緑谷くんが振りかぶる

相「見込み

_______________ゼロ・・・」

・