転職サイト ページ46
NO side
STARTの合図と同時に麗日は爆豪に触れるために速攻を仕掛ける
麗「引くなんて選択肢ないから！」
爆豪は触れられないために回避ではなく迎撃で右の大振りで麗日相手にモロに爆破をする
麗日は戦闘訓練で一度間近で爆豪を見ていて、右の大振りがくるとわかってはいたが反応できない
麗「ぶわっ」
プ「うわあ。モロ！！」
プ「女の子相手にマジか………」
爆「じゃあ死ね」
爆豪は煙幕から見えた体操服に手を伸ばし爆破を仕掛けるが
爆「！！！」
マ「上着を浮かせて這わせたのかぁ
よー咄嗟にできたな！！」
体操服の上着は囮でそれに気を取られた爆豪に麗日は横から近づくが、爆豪はそれすらも爆破で防ぐ
瀬「見てから動いてる……！？」
上「あの反応速度なら煙幕はもう関係ねぇな」
触れなくては発動できない麗日の個性は爆豪の反射神経には分が悪く、麗日は諦めずに立ち向かっていくがどんどんボロボロになっていく
プ「見てらんねぇ……！！
おい！それでもヒーロー志望かよ！
そんだけ実力差あるなら早く場外にでも放り出せよ！
女の子いたぶってあそんでんじゃねーよ！」
プ「そーだそーだ」
マ「一部から……ブーイングが…！」
観覧席で見ていたプロヒーローたちは爆豪の戦い方を見て口々に非難する
ドンッ！！！
プ「！！……ひっ…！」
突然壁を殴る音がする
そこには観覧席の後ろで壁側に立って試合を見ていた葉桜が、右手を壁に叩きつけプロヒーローたちを睨みつけていた
『その思考でプロヒーロー？
はっ！……だからヒーローは何も守れないんだ』
プ「なっ！！」
雰囲気の変わった葉桜がプロヒーローと一触即発の空気になった時、相澤の声が響く
相「ホントにプロか？何年目だ？
シラフで言ってんならもう見る意味ねぇから帰れ
帰って転職サイトでも見てろ」
緑「相澤先生、、！？」
相「ここまで上がってきた相手の力を認めているから警戒してんだろう
本気で勝とうとしてるからこそ手加減も油断も出来ねぇんだろが」
相澤の言葉通り麗日の目はまだ勝つつもりでいる力強い目をしていて死んではいなかった
相澤は観覧席のプロヒーローに向かって言葉を放った後に
未だプロヒーローを睨んでいた葉桜に向かって、何かを伝えるように目配せする
『(……はぁ、、。うるせぇな、わかってるよ)』
葉桜は相澤を見た後に静かに目を閉じる
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作者名：華成葉 | 作成日時：2021年10月11日 1時
