戦いはまだ終わっていない ページ31
・
臨時休講明けで私はまた今日から始まる学校気持ちを入れ直していたが、飯田くんは気の引き締めすぎか元々かはわからないけど朝から委員長らしく仕事をしていた
飯「皆！！朝のHRが始まる席につけーー！！」
瀬「ついてるよ
ついてねーのおめーだけだ」
フルスロットルの飯田くんに若干ついていけないけど
包帯がぐるぐる巻きの相澤先生が教室に入ってきたことで皆のテンションも上がる
飯「先生無事だったのですね！！」
麗「無事言うんかなアレ、、、。」
相「俺の安否はどうでも良い
何よりまだ戦いは終わってねぇ」
「「！！！？」」
相澤先生の言葉にまだ敵に追われているのかと不安になる
爆「戦い？」
緑「まさか、、」
峰「また敵がーー！！？」
私の後ろの席の3人が息ぴったりのチームワークを発揮しているが相澤先生はそれをぶった斬るように答える
相「雄英体育祭が迫っている！」
「「クソ学校っぽいの来たあああ！！」」
確かに雄英の体育祭は毎回すごいし、特にヒーロー科にとっては一大イベントだけどそれでもあんな事があった直後で大丈夫なのかな
そう思っていたのは皆もそうみたいで相澤先生に疑問の声を上げる
相「逆に開催する事で雄英の危機管理体制が盤石であることを示すって考えらしい
警備は例年の5倍に強化するそうだ
何よりうちの体育祭は、、、最大のチャンス
敵がごときで中止していい催しじゃねえ」
確かに雄英体育祭はかつてのオリンピックに代わるとまで言われるほどの一大イベントになっている
八「当然全国のトップヒーローも観ますのよ
スカウト目的でね！」
上「資格修得後はプロ事務所にサイドキック入りがセオリーだもんな」
耳「そっから独立しそびれて万年サイドキックってのも多いんだよね
上鳴あんたそーなりそうアホだし」
響香ちゃんの厳しい言葉に上鳴くんがショックを受ける
相「当然名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる
時間は有限、プロに見込まれればその場で将来が開けるわけだ
年に一回、計三回だけのチャンス
ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ！」
相澤先生の言葉に皆の気持ちが高まるのが伝わってくる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華成葉 | 作成日時：2021年10月11日 1時
