♯9 一匹狼 ページ9
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「おぅ、やっと来たか」
「…おはよう、アニ」
「おはよ、…何やってるの」
『おはよう、アニ。二人は課題やってるんだよ』
「また忘れたの? …懲りないね」
前の方の席を見てみれば、頭を抱えながら必死に問題を解くサシャとコニー。その二人に一生懸命教えてるマルコの姿が見える。
「あの様子じゃ、授業前に終わらせるのは無理だな」
『そういえば、昨日の課題のチェックつけたのってアニだよね?』
「まぁね、…おかげで余計な仕事押しつけられたよ」
『…ってことは今日もやるの?』
「…はぁ、いい迷惑だよ」
アニはため息をつき、めんどくさそうな顔をする。
『言ってくれたら私も手伝うよ?』
「いい、自分でできるから」
『そっか』
「何だ、素直に手伝ってもらえばいいだろ」
そう言ってアニの頭を少し強めに撫でた。
「……何のつもり?」
「お前はもう少しまわりに頼った方がいいと思うぞ」
「…余計なお世話」
「そういやお前、昨日の昼飯あんまり食ってなかったな。ちゃんと食わないと大きくなれないぞ」
その瞬間、空気が凍りついた。
「……ラ、ライナー何を」
「………どういう意味?」
「どうって、そのままの―「ふっ…!」
アニの足がライナーの頬を掠める。
『え、アニ!? 危ないよ!』
「うおっ!? 何すんだアニ!」
「何って、こうなるってわかってて言ったんじゃないの?」
「そんなわけないだろっ!」
「…ア、アニ、先生が来ちゃうよ…!」
「…その前に沈める」
『待って、アニ!』
「…A、あんたまでライナーの味方する気なの?」
『違うよ、そうじゃない!』
「…だったら何?」
『だって、パンツ見えちゃうよ!』
「………はぁ?」 「………え?」 「………は?」
「…A、何を言ってるんだ?」
『だってスカート短いし、そんなに足上げたら見えちゃう!』
「……えっと、そうじゃないと思うけど」
『うん? どういうこと?』
「…下に短パン履いてるから」
『そうなの? じゃあ大丈夫だね』
「…はぁ、もういい」
そう言って自分の席に行ってしまった。
「…何だか知らんが助かった。ありがとな、A」
『…えっと、…どういたしまして、なのかな?』
「いいんじゃないかな、一応…」
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フェン(プロフ) - 神で確定した貴方様は神です。 (2020年3月27日 16時) (
レス) id: c799376a9e (このIDを非表示/違反報告)
S,JSB,K(プロフ) - ののか*さん» では、コメントしてくださった貴方は女神ですね。評価していただきありがとうこざいます。 (2017年7月30日 18時) (レス) id: 31aebc4975 (このIDを非表示/違反報告)
ののか* - 貴方は神ですか？はい神ですね。評価しました！ (2017年7月30日 0時) (レス) id: b9713ec0a6 (このIDを非表示/違反報告)
S,JSB,K(プロフ) - みいさん» ありがとうございます。これからも見ていただけるように頑張ります! (2017年7月28日 16時) (レス) id: 31aebc4975 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - はじめまして、コメント失礼いたします。ジャンくんらしさがでていてとても好きです///応援しています。 (2017年7月28日 14時) (レス) id: bb236334e5 (このIDを非表示/違反報告)
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