♯27 配分 ページ27
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「……A!」
『ジャン! それにミカサも…どうして此処に?』
「A、怪我はない?」
『うん、大丈夫だよ』
「…お前どこにいたんだよ。随分探したぞ」
『…えっと、調査学の敷地内…かな?』
「どうしてそんなところに?」
『掃除の手伝いしてたんだ』
「…ってことは、あの人は調査学の人ってことか?」
『うん。先輩だって言ってた』
「それで、何処にいるの?」
『えっ、さっき帰ったよ?』
「…勝手に連れていって掃除させておいて、何もないってのか?」
「…見つけたらただじゃおかない」
『悪い人じゃないんだよ。それに、ほら』
「…これは?」
『駅前のケーキ屋の無料券、掃除のお礼だって。ミカサに一枚あげるね』
「…いいの?」
『うん。一枚三組だから、エレンとアルミン誘って行ってきて』
「…ありがとう」
申し訳なさそうにするミカサに、二人を誘うように言えば嬉しそうに微笑む。
「…っと、そろそろ戻らねぇとな」
『うん、そうだね』
―――――
次の授業に遅れないように急いで教室の扉を開けたら、いつもの数倍怖い顔をしたキース先生が立っていた。
「…随分と遅かったな。ミカサ・アッカーマン、ジャン・キルシュタイン」
『キース先生…!』
「無許可で校内を出るとはいい度胸だな。今まで何をしていた?」
「…Aがいなくなったと聞いたので探していました」
「俺も同じです」
「…まぁ、いい。貴様らは補習だ。いいな?」
「「はい…」」
『……あの、ごめんなさい』
「…何でAが謝んだよ」
『だって、私のせいで…』
「私達がそうしたかっただけ。Aが謝る必要はない。違う?」
『それは…』
ミカサはそう言うけど、結果的には二人の成績に影響が出てしまうかもしれない。
そうなったら、間違いなく私のせいだ。
『本当にごめんなさいっ…!』
「だからいいって言ってんだろ。気にすんなって」
「そんなに落ち込まないで」
「それに、たかが一回授業サボったくらいで変わんねぇよ」
『でも―』
「ほら、次もあんだからさっさと行くぞ」
「A、行こう」
『…うん』
二人は気にしてないみたいだけど、私はずっと胸の中がモヤモヤしたままだった。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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フェン(プロフ) - 神で確定した貴方様は神です。 (2020年3月27日 16時) (
レス) id: c799376a9e (このIDを非表示/違反報告)
S,JSB,K(プロフ) - ののか*さん» では、コメントしてくださった貴方は女神ですね。評価していただきありがとうこざいます。 (2017年7月30日 18時) (レス) id: 31aebc4975 (このIDを非表示/違反報告)
ののか* - 貴方は神ですか？はい神ですね。評価しました！ (2017年7月30日 0時) (レス) id: b9713ec0a6 (このIDを非表示/違反報告)
S,JSB,K(プロフ) - みいさん» ありがとうございます。これからも見ていただけるように頑張ります! (2017年7月28日 16時) (レス) id: 31aebc4975 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - はじめまして、コメント失礼いたします。ジャンくんらしさがでていてとても好きです///応援しています。 (2017年7月28日 14時) (レス) id: bb236334e5 (このIDを非表示/違反報告)
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