若き星は光る 2試合目

久しぶりと初めまして #L ページ21

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『ひぇ〜、、、』



俺、桃樋川Aは西武ドームで西武対ソフトバンクのCSファイナルステージを見に来ていた。




侑兄に会いに来たっていうのも理由やけど、何よりパ・リーグの試合をあまり見たことがなかった。



初めて生でみるパ・リーグの試合は、恐ろしく感じた。


なんというか、、雰囲気やらオーラが今まで感じたことの無い様なものやった。





西武は負けてしまったが、勉強になったしいい経験になったと思う。



『あ、連絡しとかんと』


侑兄のLINEを開き、今日見に来たことをぱぱっと打った。



するとすぐに既読がつき、「会いたい！！裏まで来れん？」と返信がきた。


いや、他球団なのに行ってええん？




関係者入口の方に行き、警備員さんに名前と事情を話すと入れてくれた。そんな緩くてええんか！←



侑兄を探しながら歩いていると、向かいから人が歩いてきた。



確か、源田さんやったけー、、


めっちゃこっちみてくるやん。なに！？怖いんやけど、




源「ねぇ」



『はい！？！？』



すれ違ったと思えばそう声をかけられた。いきなりやったから驚いて振り返った。



源田さんも俺の声に驚いたようで目を見開いていたが、すぐにプッと吹き出した。




源「そんなに驚かなくても笑 Aさんであってる？」



源田さんはそう言いながら、手招きをした。俺が寄ると、歩き始めたのでついて行くことにした。




『あの、これからどこに、、？』



源「ネコさんに会うんでしょ？ロッカーで騒いでたよ笑」


ニコニコしながら少し先を歩く源田さん。すごく申し訳なく感じた。




『そうだったんですね。わざわざすみません、、』



俺がそう言うと、源田さんは「全然。呼んでくるね。」と言ってロッカーの扉を開けた。


源田さんが「ネコさーん。Aさん来てますよー？」と言うと、侑兄がすぐさま出てきた。



金「Aー！！！！」


そしてガバッと俺に抱きついた。苦しい、、、



金「侑兄寂しかってんよ？中々連絡くれへんし！それにしても大きなったなー！」


侑兄はマシンガントークを続けて、俺をひたすら強く抱きしめた。




喜んでくれてるし、来てよかった、、と思いたかったのだが、
ロッカーの扉が開けっ放しで色んな選手が俺達を見ているのが、何より恥ずかしかった。









続きますよー！！→→→→→→→

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