若き星は光る 2試合目

お酒 #8＆#44 続 ページ27

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飲み食いを始めて30分。最初は余裕そうだったAは酔いが回っていた。




『佐野さんって太りました〜？んへへ、、』



そう言われた時はちょっと傷ついた。自覚はしてるけど。




頬が赤く染まっていて、トロンととろけた目で俺たちを見るAは色気プンプンだった。



むしろ誘ってるようにしか見えない←




その後もAの酔いは冷めることなく、今に至るというわけで。




神「A、ちょっとお水飲みな。」



神里さんが水を勧めてくれたが、Aは『や〜』と首を横に振った。



「じゃあ口移しでー、、」と言う神里さんを俺は止めた。目の前でそんなことされたらたまったもんじゃない。





神「じゃあ俺がA連れてくね。今日はありがとう。」



佐「はい。ありがとうございました。」


会計を済ませ、俺たちは店を出た。




神里さんとAは寮なので、俺は1人。神里さんが羨ましいな〜なんて考えてしまった。



『佐野さ〜ん！ありがとうございましたー。』


Aは神里さんにおぶられた状態でそう言った。



佐「こちらこそ！気をつけろよ！」


俺は手を振って答えた。




1人の帰り道、俺はAが神里さんに襲われないことをただただ願い続けていた。









[神里さーん？]



神(なに？)



[どこに行くんですか〜？]



神(寮に帰るんだよ)



[えー、、]



神(えーじゃないの)




一方2人は、親子のような会話を繰り広げていた。

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