おめでとうを君に #4 ページ25
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『もしもし、、裕季也?』
裕「おう。俺じゃなかったら誰なんだよ笑」
今日は裕季也の誕生日。直接お祝いしたかったものの、広島と3連戦をするため僕は遠征していた。
『裕季也、お誕生日おめでとう!直接言えなくてごめんね。』
裕「全然。ありがとう!まあ、誕生日に下げられたのはちょっとショックだったかも笑」
そう言う裕季也は本当は辛いだろうけど、無理に隠しているように感じた。
『ねえ。誕生日プレゼント色々考えたんだけど、やっぱどんなものが欲しいか聞いた方がいいと思って。』
『何が欲しい?』と僕が話題をそらすように言うと裕季也は「うーん、、」と悩んでいる様子。裕季也ならなんだろ、、好きな物とかまだあんまり知らないし。
裕「A、、とかかな?」
『えっ?』
自分の名前が突然あげられたもんだから、驚いて声が漏れてしまった。
『裕季也、、冗談でしょ?』
と僕が笑いながら言うと、
裕「冗談に聞こえた?」
割とガチトーンで返してくる裕季也。えっと、、まじ??
しばらく僕が困惑して黙っていると、裕季也が突然「ぷっ。」と吹き出した。
裕「冗談だよ!まじだと思った?可愛いなー笑」
コイツ、、ものすごくうざい。少しだけ本気にしていた自分に恥ずかしくなる。
『べっっつに!!本気にしてないから!!!』
そう怒鳴る僕の声を聞いて裕季也はまた笑った。なんだか裕季也の手のひらで転がされてるみたい。何もかも思うがままって感じ。
『あーもう。プレゼント買わないよー?』
ぶすっとした顔を思わずしながら裕季也に言うと、「いや〜。それは勘弁して〜?」と全く反省していないような声が聞こえた。
『じゃあ何がいい?』
『どんなものが今必要?』
と聞くと「Aがくれるのならなんでも嬉しい。」の一点張りで。
しばらく悩んでいると裕季也が閃いたように、「じゃあ俺のお願い聞いてくれる?」と言った。
裕「こっちに帰ってきたら、1番に会いたい。だめかな?」
『、、、断る理由がないよ。』
僕が小さな声で答えると「よっしゃ。」と言う裕季也。自分が女のように裕季也のことを変に意識してしまう。
いや、相手はチームメイト。ましてや男。入団してからこんな変な気分になることが増えている。
『っ、、おやすみ!!!』
恥ずかしさのあまり、ブチッと電話を切ってしまった。
裕「少しは俺の事、意識してくれたかな?」
1人でニヤニヤAの帰りを待つ裕季也でした。
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りあ。(プロフ) - にゃあさん» 返信遅くなってすみません!!にゃあさんありがとうございます!!! (2019年11月6日 13時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 応援します! (2019年10月22日 20時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - れいさん» 私もです!!笑 来シーズンも康晃ジャンプを楽しみにしてます!!! (2019年10月22日 15時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
れい - いつも康晃ジャンプできるか楽しみにしながら試合見てます(笑) (2019年10月22日 13時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - 近藤選手も翔さんもすごくいい選手ですよね!康晃ジャンプは勝ってても負けててもノリノリになれるので好きです!是非一緒にジャンプしちゃってください!笑 (2019年10月22日 10時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りあ。 | 作成日時:2019年8月22日 12時