16話 ページ21
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しばらく時間が経って、気づいた時にはもう球場にいた。時間の流れって早いね。ちょっと緊張してるからかな。
ロッカーで試合の準備をし、初めてユニホームに袖を通した。すると、大和さんが寄ってきた。
大「うん。似合ってるじゃん。」
僕の頭から足元まで見ながらそう言った。なんか照れくさいな。
『ありがとうございます、、』
大和さんにそう言って、他の選手より先にグラウンドへ向かうことにした。
ベンチに着き、コーチや監督に挨拶して先にストレッチをすることにした。
僕がグラウンドに出ると同時に「キャー!!!」という歓声が客席から降り注いだ。
『うわっ!なになに!?』
思わずビクッとしてしまった。そんな僕を見てやってきた裕季也が「はははっ!」と笑った。
裕「A、インスタのベイスターズが投稿した動画とか見てないの?」
『あー、、見てないわ。』
そういえばずっと忘れてたな。裕季也に詳しく理由を聞くとコメントとかいいねの量が半端じゃないそうで、かっこかわいいだとか騒がれているらしい。
『えー。別に僕、かっこよくも可愛くもないよ?』
僕が首をかしげながら言うと、「間違ってはないな。」と言われた。そこは否定して欲しかった。
そんなことを言い合いながらストレッチを続けていると、他の人も続々とやってきた。
筒「よっ、A。昨日は寝れたか?笑」
と筒香さんが笑いながら言ってくるので、思わず『うぐっ、、』と言うと図星だ、と弄られた。
まあ筒香さんのお陰で寝れたんだけどね。お父さんみたい。
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アップやキャッチボールを済ませ、試合は開始した。僕はベンチスタートなので、どんどん進む試合を眺めていた。
5回まではトントンとお互い抑えていたが、今永さんが疲れたのであろう、青木さんに四球。そして、山田哲人さんに打順がまわる。
『あっ。』
いったな、誰もがそう分かるであろうホームラン。すごく綺麗な打球だった。
その後今永さんはなんとか抑え、試合は進んで行った。中継ぎの三嶋さんや国吉さん、筒香さんや柴田さんのタイムリーなどの活躍があり、3ー2と追い越すことが出来た。
そして今は9回の表。康晃さんがマウンドに立った。しかしバレンティンさんからはじまる。
怖いな、、と思っているとバレンティンさんの打球はスタンドへ飛び込んだ。
康晃さんはその後抑えたものの、同点となった。
そして、柴田さん、康晃さんの打順で始まる。
代打で僕の名前が告げられた。
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りあ。(プロフ) - にゃあさん» 返信遅くなってすみません!!にゃあさんありがとうございます!!! (2019年11月6日 13時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 応援します! (2019年10月22日 20時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - れいさん» 私もです!!笑 来シーズンも康晃ジャンプを楽しみにしてます!!! (2019年10月22日 15時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
れい - いつも康晃ジャンプできるか楽しみにしながら試合見てます(笑) (2019年10月22日 13時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - 近藤選手も翔さんもすごくいい選手ですよね!康晃ジャンプは勝ってても負けててもノリノリになれるので好きです!是非一緒にジャンプしちゃってください!笑 (2019年10月22日 10時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りあ。 | 作成日時:2019年8月22日 12時