【オリジナル】紫の花が咲くころに君という花に会いたい

21話 ページ21

私は階段を駆け上がり、結斗の腕を掴んだ

そして、床へと倒した

咄嗟のことで必死になってしまって

自分でも何をしたいのかよく分からない


それに

言葉なんて全然出てこない

でも、それでも

こんなことしてまで伝えたかったことはなんだ

全部ぜんぶ、吐き出してしまえ

拙い言葉でもいい

それはただの一人言かもしれない

でも、結斗に聞いてほしいことだ

言ったところで

何も変わら無いかもしれないけれど

後悔だけはしないように

私は震える声で

心の底にある

言葉では表しにくいこの気持ちを

結斗に伝えるんだ






しっかり聞いとけよバカ
ばぁーーか

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ラッキーカラー

あずきいろ

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