今日:3 hit、昨日:8 hit、合計:2,981 hit
小|中|大
転生しました ページ16
ころんside
次の日、お母さんは僕に、
「さとみくん、昨日引っ越しちゃったんだって。」
と言った。
僕は不思議だった。
なぜなら、今日、さとみくんのお母さんを見かけたのだから。
僕は、
「でもおばさんいたよ?」
と言ってみた。
すると、お母さんは、動揺もせずに、
「お父さんと、さとみくんだけ行っちゃったの。さとみくんのお母さんは、どうしてもやりたい仕事があったから、残ったんだって。」
といった。
僕は、それで納得してしまった。
あれから、僕は泣かなくなった。
さとみくんをいつも守ってきたのは自分だと思っていたのに、結局は何も守れなかったのだと。
さとみくんは死んでしまったのだと。
それに気づいたのは小学校三年生ぐらいの時のこと。
それを受け止めたくなくて、
友達をいっぱい作って、
陽キャになって、
「すとぷり」に入って。
僕って、
最低。
終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←転生しました
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2020年9月16日 17時