9、プレッシャー ページ10
「皆に朗報だ！」
先生の一言で辺りは騒然とした。
なんだろうな？
「明日は午前授業で科学のテストを行う!!
この、結果は皆がいった進路先に伝えておくからなー？」
すぐさまブーイングがクラスに響いた。
ﾁｯ…もう、進路決定したんだしなんでテストなんか受けなきゃならねえんだよ
「それと、空木!!前回のテストで満点とったよな？
今回も期待しておくから落とすなよ？」
「はぁ？」
変なプレッシャーかけやがって…
まぁ、いいや
今日は新しく買ったゲームで徹夜するかー
あぁ？勉強なんてしねぇよ
でも、満点確実だがな
自宅につくとすぐに電話をした。
「はい！【先取り屋】のAです！お電話ありがとうございます!!」
優しそうな女の声
「空木ですが…」
「あっ！空木様でいらっしゃいましたか
どうでした？テストは…」
そう、前回のテストで満点を取れたのは答案を先取りしたからだった。
「お陰で満点でしたよ…今回も同じことを頼みたいのですが」
そこまで言うとAさんは、俺に聞こえないくらいの声で呟いた。
「また、ご利用規約を読まれていないのですね…」
「あの…？」
「！失礼しました。いつ届けに行けばよろしいでしょうか？」
「今日の夕方でお願いいたします」
「かしこまりました！それでは、失礼たしました。」
急いで財布から百円を取り出した。
ﾊｧｰ…本当にこんなものがあるなんて
最初から知っていればこんなだらけた人生なんて送ってなかったのによ…
今日で、2回目の電話……裏道に貼られた【先取り屋】の貼り紙を剥がして良かった。
フワリと落ちた紙の裏に何かが書かれていたなんて知るよしもなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SHINeeGIRL(プロフ) - 琉凜さん» いえいえ。
あんまり上手くありませんが、頑張ります！ (2014年4月26日 2時) (携帯から) (
レス) id: 116b6f0133 (このIDを非表示/違反報告)
琉凜(プロフ) - SHINeeGIRLさん» ありがとうございます!!よろしくお願いします。 (2014年4月24日 21時) (レス) id: 9108fdccac (このIDを非表示/違反報告)
SHINeeGIRL(プロフ) - 表紙、描きたいです。 (2014年4月24日 20時) (携帯から) (レス) id: 116b6f0133 (このIDを非表示/違反報告)
妙子(プロフ) - 予告からして絶対に面白いですね♪楽しみにしてます☆ (2014年4月24日 16時) (レス) id: 30085790ce (このIDを非表示/違反報告)
あまりりす(プロフ) - 予告、面白かったです♪今から、続編、待ちきれないです〜 (2014年4月18日 22時) (携帯から) (レス) id: 80419a9e76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琉凜
| 作成日時：2014年3月17日 0時
