ナンパの避け方 ページ46
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今日はデート。
バイト終わりの琴音を迎えに行ってそのまま行く予定。
やったんやけど………
男「ねえ、今1人？」
「んえ？」
なんで知らん男に声かけられることになってんのか。
それは遡ることほんの数十分前。
バイト先まで迎えに行ってる途中、琴音から連絡が入った。
『早く上がらせてもらったから駅で待ってるね！！』
この文を読んだ瞬間、あいつを殴りたくなった。
皆さんは覚えているだろうか。あいつの顔の良さを。
中身はあれやけど黙ってればそこらへんの男は寄ってくる。中身があれやけど。
男「1人なら俺と遊ぼーよ！」(ｸﾞｲｯ
あーほら、無理やり連れていかれそうなってる。
はよ追い払わな！
晃「おい、ちょーまt「ううん、1人じゃないよ。」
「みんなと遊びにきたの。」
琴音はそう言うて誰もいない所を指さした。
男は引きつった顔をして足早と去っていった。
晃「…なんや今のは。」
「おー晃一！ やっと来たか！」
晃「お前が早かっただけや。で、さっきのなんや？」
「あんねー、知らない人が話しかけてきたらこう言えばいいって教えてもらった！」
晃「誰に？」
「すけちゃん！」
晃「はあ、まあ男もどっか行ったしええか。ほな行くで。」
「お、今回はお咎めなしっすか！？」
晃「帰ったらあるわ。」
「うわ帰りたくねー。」
晃「なんや誘っとんのか？」
「ちげぇよ。」
しばらくこの作戦を使ったらしい。
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作者名：ベーコン | 作成日時：2020年6月11日 0時
