注射 ページ36
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ああ、なんでなんだ。
どうしてこうなってしまったんだ。
私は、どこで道を間違えてしまったんだろう………
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晃「変なナレーションしとらんとはよ行くで!」
「いやだああああああああぁぁぁ!!!!」
拝啓、お父さん、お母さん。
私はいま、絶賛絶叫中です。
晃「そろそろインフルエンザ流行る時期やから予防接種せなあかんやろ!?」
「打たなくてもかからないからああああああああぁぁ!!!」
晃「嘘つけっ! 去年打たんくてなったら死んどったやんけ!!!」
「こ、今年はいける気がするからっ!!」
晃「ええから来いやあぁあ!!!」
〜10分後〜
受付「お次でお待ちの桜木琴音様。」
晃「ほら呼ばれたで。」
「つつつついて来てよ!」
晃「はいはい。」
先生「では腕を出してください。」
「手! 手握ってて! 握りつぶすくらいに強く!!」
晃「いだだだ! 俺が握りつぶされるわっ!!」
先生「じゃあ打ちますよー。」
「っ」(ギュッ
先生「…はい終わりです。よく頑張りましたね。」
晃「ありがとうございました。ほら行くで。」
「…」
晃「…? どないしたん?」
「……い"だい"」(ドバッ
晃「ギョッ ちょ、泣くなやこんなとこで!」
「だって"い"だがっだん"だも"〜ん"!!」
晃「わかったわかった! 帰ったら琴音の好きなもんいっぱい作ったるから!!」
その日の晩御飯はご馳走でした。
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作者名:ベーコン | 作成日時:2020年6月11日 0時