水着 ページ40
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「んあ? 誰だあれ?」
見ると1人のスクール水着姿の中学生くらいの女の子が、まるで俺達が来るのを待っていた様に乗ってきたレンタカーのボンネットに腰かけていた。
「…こんにちは。これお兄さん達の車?」
「ああ、借りた車だけど、そうだよ。君は? 地元の子?」
コクッと頷いたかと思うと、同時にピョンと車から飛び降りた彼女は、俺達の顔を一人一人品定めでもするかのように見上げて俺達の間をねり歩きながらこう言った。
「あの…よかったらこの近くの駅まで乗せていって欲しいんだけど、駄目?」
「そうだなぁ、あと10年、いやあと5年経ったら是非にでもと言いたいところだけどさ…」
人一倍女好きの修平がそんな冗談を言いながら断ろうとしたので、俺はすかさず
「いや、困ってるみたいだし乗せていってあげようぜ。
駅の近くに行けばラーメン屋くらいあるだろうし、どうせついでだろ?」
と言って、その少女の願いを聞き入れようとした。
「駄目だ! おい、早く車を出すからみんな急いで乗れ!」
突然、大きな声を出して仁が反対してきた。
やや青ざめた顔でその少女の方を見ながら俺達を車へと急かす。
「どうしたんだよ、彼女もこんな格好でおいてけぼりじゃ可哀想だろ?」
そんな言葉にも聞く耳を持たず、仁は車のキーを挿しエンジンをかける。
「いいから…よし、全然乗ったか? 出すぞ。」
遠ざかる車の中で、バックミラー越しに彼女の姿が見えたが、特に落ち込む様子もなく、じっとこちらを見ている様に彼女は突っ立っていた。
「なぁ、どういうことだよ、説明してくれよ?」
「あ、この4人の中でお前だけ彼女がいるからって、その彼女に義理立てて女は乗せないってか?」
「あんな子どもだってのに、色男は何かと気を使って大変そうだなぁ、おい」
そうやって3人で茶化したものの、仁は訳を答えず、強くアクセルを踏み込んだ。
加速した車が陽炎が揺らめくアスファルトの道を駆けていく。
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しおり - 初めまして!高校合格おめでとうほざいます!毎回読ませていただいているんですけど、すごく面白です!実は私も中学受験をして、合格しましたー。新しい学校で不安とかいっぱいあるんですけど、一緒に頑張りましょう!(誰目線だよ笑) (2018年4月2日 8時) (レス) id: 70f1a63ac3 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃんまん(プロフ) - おはようございます!高校合格おめでとうございます!!いつもドキドキしながら読ませてもらってます!これからも楽しみにしてます! (2018年4月2日 8時) (レス) id: 419d84e20f (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - こんばんは! 小説が続いて嬉しいです! これからも仲の良い7人を見ていきたいと思っています! 7人の仲の良さがすごく伝わってきます笑 最近のやでちゃんが鋭くなってきたように感じます!佑亮、祐基もがんばって〜! これからも応援してます!! 長文失礼しました。 (2018年2月6日 0時) (レス) id: 7be9098598 (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - 初めまして。この小説を続けてほしいです!この作品とても好きです!コーちゃんのことはこれからも応援していきたいです。 これからも作品作り頑張ってください! (2018年1月29日 21時) (レス) id: 7be9098598 (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(Ω`ε´Ω) - 初めまして!こーちゃんの脱退は悲しいですけど、続けてほしいです。 (2018年1月25日 23時) (レス) id: d2e0d325dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ベーコン x他1人 | 作成日時:2017年9月9日 17時