【ヒロアカ】久しぶりに会った幼なじみが色々振り切ってる件について【3章】 (ページ49)

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第146話ページ49

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青(ガスが晴れた、誰かがヴィランを倒したんだ！みんな戦ってる。僕は、僕は…っ！！)

荼「…」(ｼﾞｯ

「っ、(ダメ、気づかないで！！)」

不意に荼毘が青山が隠れている茂みを凝視する

そしてゆっくりと近づいていく

青山の存在に気づいたのか、どっちにしろそちらには行かないで欲しい栗花落はどうにか頭を回す

「ちょっと、お菓子食べていいですか！？」

青「っ！！？」

荼「…は？」

「どうしても、とうしても小腹が空いてしまって！！ごめんなさい！！食べますね！！←」

そう言うと栗花落は荼毘の方を見ながらポケットに入れてたスナック菓子をボリボリ食べ始めた

いきなりなんなんだこの女
頭沸いてんのか？
この状況で普通菓子食うか？

色々思うところがあったが、襲撃前に死柄木が話していたことを思い出した

死『爆豪ってのはともかく、栗花落ってやつには気をつけろ。こいつ、普通じゃない。』

荼『まあ体育祭を見た感じ、他の奴らとは動きが違ってたな。警戒するには十分だろ。』

死『そうじゃない。マジこいつヤバいから。人のお菓子勝手に食うわ変なタイミングで訳わかんねぇこと言うわである意味最強なんだよ。』

荼『は？なんだそれ。』

正直何言ってんだとあの時は思ったが、対面してわかった
こいつ本当にヤバいやつだ、と

つっこむと余計面倒になる予感がして荼毘はそれ以上彼女に声をかけるのを辞めた
栗花落にとっては不本意な認識をされたのだが、結果的に気を逸らすことには成功したので万々歳である

トガ「あれぇ、まだこれだけですか？」

荼「イカレ野郎、血は取れたか？何人分だ。」

トガ「1人です！」

トゥ「1人！？最低3人って言われてなかったか！？」

トガ「仕方なかったのです、殺されるかと思った！」

回収地点に続々と襲撃チームが集まっていく
死柄木との電話では人数を聞いてなかったので知らなかったが、栗花落の想定した数より多そうだ

そんなことを考えていると、トゥワイスと話していたセーラー服の少女がこちらに気づき、ニコニコしながら近づいてきた

トガ「あなたが栗花落白雪ちゃん！？弔くんに写真見せてもらった時からかぁいいなぁって思ってたの！」

「え、ヤダ嬉しい。惚れそう」

つくづく変な女だなと思った荼毘であった

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