第145話 ページ48
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緑谷によってA組B組の戦闘許可、そしてマスキュラーから聞いた目的の1つである爆豪と栗花落のことを伝えられた後
Mr.「開闢行動隊、目標回収達成だ！ 短い間だったがこれにて幕引き。予定通り5分以内に回収地点に向かえ！」
轟「幕引きだと…！？」
麗「そんな、じゃあ白雪ちゃんも！？」
緑「ダメだ！！！」
Mr.コンプレスを捕まえるために一同は必死に追いかける
その間にも緑谷の頭の中では様々な言葉が飛び交う
緑(幕引きってことはもうすでに白雪ちゃんはヴィランの所にいるってこと…あんなに強い彼女がそう簡単に捕まるのか！？ 個性を使えば逃げることも倒すことも出来るはずなのに！ 抵抗出来ないほどの傷を…？ ああダメだ分からない！！ とにかく今は目の前のことを…！！！！！)
栗花落のことも心配であるが、まず目の前のことをどうにかしようと無理やり意識を向ける
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トゥ「おい聞いたかよ荼毘！ Mr.コンプレスがもう回収したってよ！ 遅せぇっつぅんだよ！！」
荼「そう言うな、よくやってくれたよ。あとはここに戻ってくるのを待つだけだ。もうすぐ会えるぞ、よかったな。」
一方、森に火をつけまくっていた荼毘とトゥワイス
Mr.コンプレスの無線を聞き回収地点へと歩いていた
その数歩後ろには少し眉間に皺を寄せた栗花落が付いてきている
爆豪と会えるということ、それは暗に爆豪が捕まってしまったことを意味している
それをわかって話題を振ってくる荼毘に対して(この人性格悪いな)と思いながらついて行く栗花落
彼女の表情が険しいのはそんな荼毘にムカついたからでもお腹がすいているからでもない
(キラリンがなんでこんな所にっ、)
キラリンこと青山優雅が彼らの近くに隠れていたからだ
まだ毒ガスが辺りを漂っていた頃、ガスマスクを方々に配り歩くためガスにやられた耳郎と葉隠を頼まれた青山
おそらくヴィランへの恐怖で上手く動けず、今の今までここに隠れていたのだろう
なんとかして逃げしてやりたいが、警戒されている自分が下手に動けばかえって悪い方向へいってしまう可能性がある
この近さでは律も声を出せない
幸い荼毘たちはまだ気づいていないからこのまま通り過ぎてくれるのを待つしかない
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作者名：ベーコン | 作成日時：2022年12月21日 21時
