第139話 ページ42
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「しみるしみるしみてる！！ 水がアアア！！！！！」
爆「さっさと洗わねぇと雑菌殺せねぇだろうが！！！！」
「あぁぁぁ水圧も強いぃぃぃ！！！！！」
洗い場に阿鼻叫喚が響き渡ったあと、しっかりとマンダレイに絆創膏をもらって戻る
その途中、栗花落はこのまでの爆豪の世話焼きなところを垣間見て少し驚いていた
まだ緑谷との仲がそこまで擦れていなかった小さい時は我が道をゆくガキ大将で『ついてこれねぇなら置いていく』精神だったのに、今では処置が終わるまで付き添ってくれるまでに成長している(暴言のレベルも成長した)
時の流れは人をここまで成長させるのかと涙がちょちょ切れそうになる
「ドンちゃんも、成長したねぇ。」
爆「孫を見るような目で見てんじゃねぇ死ね。」
「暴言も成長したねぇ。」
爆「死ね。」
「そんなこと無かったわ。でもほんと意外だったよ〜怪我してもここまでついてきてくれるなんてさ〜。」
爆「…てめぇ昔っから怪我しまくってただろ。」
「え？ そうだっけ？」
爆「かすり傷ん時もあれば、血ドバドバ出してギャーギャー騒ぎまくってた時もあった。」
「よく覚えてんね！ 私全然忘れてる〜！」
爆「自分が傷つくことに慣れすぎてんだよ、てめぇは。俺や周りが引くような大怪我でも騒ぐだけで泣きもしねぇ。……気持ちわりぃ、」
栗花落より少し前を歩いているので爆豪の顔は見えなかったが、その声には怒りとどこか寂しさが含まれているような気がした
「ドンちゃん…」
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「気持ち悪いって酷くない？？」
爆「てめぇはほんっっっっとうにクソだなぁ！？！？」
栗花落の謎の着眼点に爆ギレしながら2人はまた調理場へと戻って行った
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死「もう少しだ……あと少しで迎えに行くよ、
…栗花落白雪。」(ﾆﾔｧ
脅威は、すぐそこまで迫っている
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作者名：ベーコン | 作成日時：2022年12月21日 21時
