第101話 ページ4
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緑「みんなソワソワしてどうしたの？」
麗「いや〜、私たちも栗花落ちゃんとお話したいな〜って…でも2人の会話邪魔するのもアレやし、」
緑「僕は全然大丈夫だけど…」
「私も全然だいじょーぶ！！ もっとガンガンいこーぜ！！」
蛙「……栗花落ちゃん、体育祭から性格がとても変わったように見えるわ。どうして？」
(((((直球だ……！！！)))))
「あーそれは…うん。ごめん！！！！」
緑「(説明面倒だったんだろうな…)」
蛙「謝ることないわ。そっちの方が私は好きよ。」
「キュン」←
緑「それ言うやつじゃないよ。」
栗花落のテンションのおかげか、周りと打ち解けるのは早かった
そこからはもう質問の嵐
質問されては答え、されては答えの繰り返しで途中からなんの話をしているのか分からなくなってしまうくらい目まぐるしかった
しばらく会話を続けていると気がついたことがあった
「ほうほう、それでその後はどうなったの？ えーと、ギザ男くん！」
「あー、ケロちゃん！ それはね〜、」
「ロボくんのそれはどーなってんの？？」
栗花落は誰1人としてちゃんと名前で呼んでいなかった
さほど気にするほどでも無いかもしれないが、絶妙な呼び名のセンスである為聞き流すことが出来なかった
麗「栗花落ちゃん、『ギザ男くん』とか中々なセンスの呼び名やね！」
「いや〜それ程でも〜！」(ﾃﾚﾃﾚ
瀬「いや多分褒めてねぇぞ？」
切「ていうか俺ら栗花落に自己紹介したっけ？」
切島の言う通り、みんなはまだ栗花落に自己紹介をしていなかった
最初の戦闘訓練後の反省会で名前を教えあっていたが、栗花落はその場にいなかった為知らないのである
これを機に栗花落と距離を縮めようとA組は改めて自己紹介をした
切「……とまぁ、みんなの自己紹介はこんなもんかな！ つっても流石に一気には覚えらんねぇか。ゆっくりでいいからな！」
「ありがとう、ギザ男くん！」
切「切島な！」
「うん！ ありがとうギザ男くん！！」←
切「話聞いてたか？？」
栗花落は人の名前を覚えるのが苦手である。
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第102話→←祝100話記念 〜教えて！ 栗花落ちゃん！！〜
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作者名：ベーコン | 作成日時：2022年12月21日 21時
