第122話 ページ25
．
少し様子が変わったリカバリーガールに疑問を持つ一同
緑「どうかされたんですか…？」
リカ「…思い出してたのさ、この子と同じ動きをする子の事を。」
その言葉を皮切りに少しずつ話し出す
リカ「ある年、雄英の教師たち全員が注目する生徒がいた。」
きっかけは体育祭だった
サポート科でありながらトーナメントまで上り詰め、優勝を飾った彼女
その姿は正しく蝶のように軽やかに、しかし攻撃は重く
そんなギャップがあった彼女は瞬く間に世間に、プロヒーローたちに注目された
リカ「根津は体育祭後、ヒーロー科編入の件ですぐ声を掛けてたよ。でも断られた。」
「「「「「「え！？」」」」」」
緑「断られたんですか！？ なんで！？」
リカ「彼女曰く『ヒーローになりたい気持ちもあるけど、それと同じくらい発明をしたい』ってさ。だから2つの科を兼任することを提案した。」
芦「あ！ ミッドナイト先生が言ってた人ってその人のこと？ 過去にも栗花落と同じ兼任してた人がいるって。」
リカ「そうさね。」
2つの科を兼任するということは前例がなく、噂は瞬く間に雄英中に広がった
．
リカ「彼女の名前は"栗花落歌姫"。Singヒーロー ムジカでもあり……白雪の母親でもある。」
「「「「えええええ！？！？」」」」
まさかの関係にA組は驚きを隠せなかった
麗「デクくん知ってた！？」
緑「4年は一緒にいたし、おばさんにも会ったことあるよ。」
上「じゃあ爆豪もか！！」
爆「デクが知ってて俺が知らねぇことなんてねーんだよ！！」
緑「確か雄英の教師でもあったんだ。工房の良さをすごい熱弁されたのを覚えてる。」
麗「流石白雪ちゃんのお母さんやね…」
リカ「雄英を卒業してからも工房に入り浸るからね、いっその事教師になりなって言ったら2つ返事で返されたよ。
ヒーロー科の担任をしながらサポート科の方も見てと忙しそうにしてたけど、毎日楽しそうだったねぇ。」
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ベーコン | 作成日時：2022年12月21日 21時
