第121話 ページ24
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2人の視界を奪い逃走したはいいものの、こんなものでは足止めにもならない
その証拠に、
オ「ヘイヘイ、それで逃げたつもりかい？」
相「甘いな。」
「煙幕マジ意味な。まだ立ち込めてる煙が可哀想だわ。」
軽口を叩きながらも足を止めずにゲートの方へ進んでいく
それに気づいたオールマイトが栗花落を捕まえようと体勢を低くする
一気に距離を縮め、抑え込むつもりだ
オ「悪いが、捕まえさせてもらおう。」
ビュンッ！！！！！！
「っ待ってましたぁ！！！！」
オ「！？」
オールマイトが踏み込んだ瞬間、栗花落は振り返る
その手にはいつの間にか握られているハンマー
ちなみに今の3人の位置取りとしては前に栗花落がおり、後ろから2人が追ってきている状態
周りにはビルが建ち並び、まさに巨大な壁のよう
栗花落はこの状況になる事を狙っていた
「行くぞオールマイト！ "メガトンハンマー"！！！！！！」
オ「ぐっ！」
相「っマジか」
ドゴオォォォォォン！！！！
振り向く時の勢いをそのままにオールマイトに向かってハンマーを思いっきり振りかぶる
咄嗟に顔の前で腕をクロスさせガードしたが、衝撃が強すぎるあまり吹っ飛んでいく
その衝撃は周りにも影響を起こし、近くにいた相澤ももれなく吹っ飛ばされた
『飛んでった飛んでった！ そのまま地球の反対まで飛んでけーアッハッハッハッハッ！！！！』
轟「…すげー楽しそうだな。」
リカ「タガが外れるとああなる癖を直させなきゃならないね。」
葉「軽く狂気を感じる！」
もちろん地球の反対まで行くはずもなく、すぐに追いついてきた2人と戦闘になる栗花落
2人の攻撃を避ける姿は華蓮であり、蝶のように動き回る
その普段とのギャップに一同は思わず呆ける
麗「白雪ちゃんの戦い方、ギャップすごいね。」
切「ああ。体育祭ん時の漢らしいのもいいけど、こっちの方も楽しそうでいいな！」
リカ「あの子の戦い方は色んなプロヒーローたちのを参考に独自の考えを入れて作ったものだからね。例えば体育祭の時のはオールマイトを、ワイヤーを使っての動きはイレイザー･ヘッドを模してる。
……この動きは、、」
そこまで言って止まったリカバリーガールの顔は何かを懐かしむような気持ちを表していた
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作者名：ベーコン | 作成日時：2022年12月21日 21時
