第94話 ページ47
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相澤によって栗花落は雄英教師全員からの推薦で入学したことが暴露され、会場中が驚きに包まれる
だが爆豪はさほど驚いた様子はない
不敵な笑みを崩さず、真っ直ぐ彼女を見つめる
爆「なるほどな、特別推薦者ってのはそういう事か。」
「ほとんど個性の関係だと思うけどね。」
爆「謙遜しとんのか、キメェ。」
「羨ましいからって妬むなよ、ダサいな。」
瀬「な、なぁ、あの2人なんか怖くね？ 言ってること物騒なのにずっと笑顔なの怖くね？」
上「オーラがもう怖ーよ、漫画で言ったら後ろに『ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ』っていう効果音が付きそうな感じ。」
飯「緑谷くん、2人は幼い頃からああなのかい？」
緑「う、うん。昔から何かと合わないところが多かった2人だからケンカも多くて……でも、1番怖いのが、」
爆「羨ましくなんかねぇわ。声出せなきゃ使えねー"没個性"なんかなァ？
てめぇこそ羨ましいんじゃねぇんか？」
「ぜ〜んぜん？ 爆破することしか出来ない"クソ個性"なんか持ってても意味ないし。あ、ごめーん気に入ってたんだっけ？」
爆「…」
「…」
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ドゴッ！！！！
緑「2人とも、躊躇なしで殴り合いする所だね…」
笑顔で罵りあいをしていた2人だったが、次の瞬間お互いの顔面に拳を叩き込む
その衝撃は凄まじいもので、殴り合ったあと2人は後ろに吹っ飛んで行った
爆「っそんなもんかよてめぇの本気はぁぁぁぁ！！！」
「んなわけねぇだろばァァァか！！！ ナメてんじゃねーぞ"どんちゃん"！！」
爆「"どんちゃん"言うんじゃねぇ！ っとにクソみてぇなあだ名付けやがって！！」
「嬉しいくせに。」
爆「嬉しかねぇわ！！！！」
無駄口を叩いている間、栗花落は身をかがめて爆豪に攻撃を仕掛ける
攻撃を受け流しながら反撃の隙を伺う爆豪であったが、それが出来ないでいた
マ［爆豪、栗花落の猛攻に手も足も出ないか〜！？］
相［猛攻、というより攻撃を繰り出される"位置"が問題なんだろう。］
マ［位置？？］
相［あんな低い位置からの攻撃、子ども相手じゃない限りまず経験しない。だいぶやりにくいだろうな。］
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作者名：ベーコン | 作成日時：2022年10月14日 9時
