第82話 ページ35
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手負いの緑谷に一撃入れられるなんて、普段の轟なら考えられないことである
爆(動きが鈍い、身体に霜が降りてからだ。おそらく俺の威力上限と違ってゲームのMPみてーなもん。しょうゆ顔ん時のがおよそ最大限か。)
「(右足を上げたタイミングで…そうすればすぐに凍らされることはないと気づいてか。)
ほんと、よく見てるよ。」
爆「長期戦になりゃ半分野郎が不利になるが、その前にクソデクが潰れる。」
「それはどうだろ。我慢強い人だし、」
爆「でも耐久戦には向かねぇだろ。」
「まあ、」
上「あの二人が普通に喋ってんの、なんか怖ぇ。」
瀬「それ絶対本人に言うなよ？」
観客席でそんな話をしている頃、轟と緑谷の戦いはついに佳境に入っていた
未だ左を父親のものだということに囚われている轟に緑谷はある言葉をぶつける
緑「君の、力じゃないか！！！！」
その瞬間、轟の左側から炎が燃え上がる
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結果、緑谷は轟に負けた
衝撃で壁に打ち付けられ、気絶している間も試合は続いていく
もちろん、栗花落の試合も
マ［常闇vs栗花落、スタート！！！］
常「いけ、ダークシャドウ！！」
ダ「アイヨッ！」
開始早々、常闇はダークシャドウで攻撃を仕掛ける
武器を取り出したい栗花落であったが、ダークシャドウによる攻めで取り出す隙がない
その為、ひたすら避け続けるという構図が出来上がっていた
後ろに下がりながら避けている栗花落はもうひと押しで場外というところまで来ていた
切「栗花落のやつ、あれ以上下がったら場外になっちまうぜ！？」
八「武器を取り出す暇も与えないほどの攻撃の嵐…やはり強いですわ、常闇さん。」
常「(あとひと押しすれば場外だが…こんなすんなり行くものなのか？)
押し出せ、ダークシャドウ！」
最後のひと押しとダークシャドウが栗花落に向かって腕を伸ばす
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常「…！ 消えた！？！？」
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作者名：ベーコン | 作成日時：2022年10月14日 9時
