第81話 ページ34
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氷塊を放てば打ち返し、そんな攻防をしばらく続けていると、ついに轟が動き出した
轟「耐久戦かすぐに終わらしてやるよ。」
氷塊を放つと同時に緑谷に向かって走り出す
それをはじき返す緑谷だが、今ので右手が全滅した
個性を発動させたまま拳を振り下ろす
間一髪で避けられたがバランスを崩した隙をつかれ、氷結に足を取られる
このまま全身凍らされると思った緑谷は指ではなく、腕でスマッシュを放つ
SMASH！！！！！！！
轟「…さっきよりずいぶん高威力だな、近づくなってか。」
しかし轟は事前に後ろに出していた氷のお陰で場外にならずに済んだ
緑(個性だけじゃない。判断力･応用力･機動力、全ての能力が強い。)
轟「守って逃げるだけボロボロじゃねぇか。悪かったな、ありがとう緑谷。おかげでやつの顔が曇った。
その両手じゃもう戦えねぇだろ、終わりにしよう。」
緑「………どこ見てるんだ。」
そう言った緑谷は壊れた指で轟の氷結を防いだ
緑谷は轟が話している最中、身体が僅かに震えていることに気づいた
個性だって身体機能のひとつ、爆豪の爆破に限度があるように轟にも冷気に耐えられる限度というものがあった
そしてそれは左の炎を使うことで解決できる問題なのであるのだが、それをしようとしない
緑谷にとってそれはあまり気持ちのいいことではなかった
緑「みんな本気でやってる。勝って目標に近づくためにっ、1番になるために！
半分の力で勝つ！？ まだ僕は君に傷1つつけられちゃ居ないぞ！
全力でかかって来い！！！！！！！」
緑谷の言葉にイラついた轟は近接戦に切り替える
しかし、右足を上げたタイミングで轟よりも早く緑谷は走り出し腹に1発キメる
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作者名：ベーコン | 作成日時：2022年10月14日 9時
