第79話 ページ32
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爆「いいぜ、こっからが本番だ、麗日！！！」
麗(私の今できる最大限、まったく通じへんかった…！
それ、でも……！！！！)
かくっ、
麗日はキャパオーバーにより気絶、爆豪の勝利となった
緑「うわぁかっちゃん…！」
爆「んだてめぇ何の用だ死ねカス！！！」
2回戦の第1試合前
出場者の緑谷は控え室に向かう途中、出番終わりの爆豪と階段で鉢合わせする
緑谷はビビりながらここにいる理由と祝いの言葉を口にして去ろうとするが、爆豪が話し始める
爆「てめぇの入れ知恵だろ。厄介なことしやがってふざけんじゃ」
緑「違う。全部麗日さんが君に勝つために考えて組んだんだよ。厄介だって思ったんならそれは、麗日さんが君を翻弄したんだ。」
瀬「おーうなんか大変だったな、悪人面。」
蛙「組み合わせの妙とはいえ、とんでもないヒールっぷりだったわね爆豪ちゃん。」
爆「うるっせぇんだよ、黙れ！！」
上「まぁしかし、か弱い女の子によくあんな思い切りの良い爆破できたな。俺はもーつい遠慮しちゃって。」
蛙「完封されてたわ上鳴ちゃん。」
上「…あのな、梅雨ちゃん…」
爆「フンっ！！…………どこがか弱ぇんだよ。」
一方、控え室では緑谷と麗日が話していた
麗「負けてしまった。」(ﾊﾟｧｧﾝ
緑「……れ、……ケガは大丈夫？」
麗「リカバリーされた。体力削らんようやから擦り傷とかは残るけど。
いやーやっぱ強いね爆豪くん。もっと頑張らんといかんね、私も。」
緑「…大丈夫？」
麗「大丈夫！ 意外と大丈夫！
デクくんだってすぐ先見据えてやってたし、負けたからって負けてられんよ。」
そしてここで、切島と鉄哲の試合に決着がついた
腕相撲勝負により、切島が勝利
進出とともに鉄哲との友情も育んだ
2回戦のトップバッターである緑谷はもう行かなければならず、早々に控え室から出ようとする
麗「ああごめん、私おってデクくん全然準備が…見とるね、頑張ってね。」
バタン
緑(悔しくないわけないのに、『助けになれば』なんて言ってなにもしてあげられない。それどころか、また背中を…)
麗日のすすり泣く声を背にそんな事を考えていると、
エ「おっ」
緑「！？ え、エンデヴァー！？！？」
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作者名：ベーコン | 作成日時：2022年10月14日 9時
