27カラット 未来への思い ページ29
あれから
胡桃沢姉妹とスペードが
対決をしてから
3日が経とうとしていた
相変わらずAの目は覚めぬまま
しかし桜乙愛は毎日見舞いに通った
自分が行った事を懺悔するかのように
一日も欠かさず
Aが目が覚めるのを一番にみて
謝るために
桜乙愛がAのそばにいる間
ジョーカー達は
桜乙愛が受け取った
アクセサリーの送り主を探していた
そして、
桜乙愛：お姉様…
私のせいで…
ジョーカー：桜乙愛
見つかったぜやっと
桜乙愛：見つかったってまさか
スペード：そうさ
君にあのネックレスを送った
人物がわかったんだ
クイーン：ただ、、
面倒なことになるわ
ジョーカー：あぁ、
お前にあのネックレスを送ったのは
椿蓮
A：っ、ジョーカー
それは本当なの…？
久しぶりに目覚め
身体が言う事を聞かぬまま
無理やり身体を起こした
全員：お姉様！／A！
桜乙愛：お姉様…
本当にごめんなさい、、
医師に診察をされる中
涙を浮かべた桜乙愛言った
診察が終わり医師に礼をしたあと
ベットから身体を起こし
桜乙愛の目を見て言った
A：もう、いいのよ
なんとなく予想はついていたの
クイーン：ちょっと、
予想がついてたって
どういうことよ？
A：前から椿グループは
怪しい行動はしていたし
お父様とは犬猿の中だったからね
スペード：わかっていたのに
どうして何も手を打たなかったんだ？
スペードの意見に
沈黙が流れる
確かにスペードの意見は
筋が通っていた
わかっていたのなら
対処できたはず
ジョーカーを始めとする
クイーンとスペードは
そう考えた
でも、Aの考えは違った
桜乙愛：私のため…ですよね？
A：そうよ
A：私がいなかった時
誰が会社を引っ張るの？
A：それは
桜乙愛あなたなのよ
桜乙愛：はい、お姉様
A：だから桜乙愛をお願い
ジョーカー、スペード、クイーン
ジョーカー：あぁ、任せろ
A：いずれ椿蓮とは
ケリをつけなくてはいけなかった
それが今になっただけよ
A：だから、みんな安心して
大丈夫これは当主としての私の失態
椿を甘くみていたわ
真っ直ぐなAが
見据え先にあるのは
一体なんなのだろうか
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作者名：咲亜＆氷水 | 作成日時：2016年5月28日 15時
