17カラット 会議 後 呼び出し ページ19
Aは
本社ビルを訪れていた
今日は桜乙愛も一緒で
瀬矢からの資料を元に
3号店のパーティー企画の
決定をするのであった
A：瀬矢
瀬矢：はい
A：桜乙愛と話し合って
ビンゴ大会に決めたわ
瀬矢：承知しました
桜乙愛：景品の計画はある？
瀬矢：はい
車、TV、海外旅行などは
どうかと思うのですが
A：桜乙愛とも
そう言っていたのよね
桜乙愛：はいお姉様
A：それで任せるわ
瀬矢：御意
桜乙愛：お姉様
瀬矢に任せて
いいと思うんですが？
A：そうね
瀬矢よろしくね
瀬矢：承知しました
会議は終わり
屋敷に戻った
Aと桜乙愛は
鏡介：Aお嬢様
桜乙愛お嬢様
お父様がお呼びでございます
A：お父様が？
桜乙愛：珍しいですね
お姉様
A：え、えぇ
二人は
先代月影の書斎の前にいた
ｺﾝｺﾝ
A：お父様
Aです
桜乙愛：桜乙愛です
月影：入りなさい
A：失礼します
桜乙愛：失礼します
二人は緊張した面持ちで
中へ入った
それもその筈
昔から忙しく
普段から二人の前に月影は
あまり姿を見せなかった
幼い時から
父と遊ぶことは
少なかったし
忙しい父を目にして
「遊ぼう」
その一言を言うのは
幼い日の二人には
難しかった＿＿＿。
A：それでお父様
お話とは？
月影：あぁ、
ウィルナイトの情報は
見つかったか？
桜乙愛：い、いえ…
A：申し訳ありません
ですが、怪盗ジョーカーという
怪盗に目をつけ
桜乙愛：実力があれば
ジョーカーにも
助けを求めるつもりです
月影：それはお前達に任せるが
そのジョーカーという者だって
所詮ウィルナイトと同じ
「怪盗」だということを
そう言ったお父様の目は
感情が何も無いかの様に感じた
A：わかっております
桜乙愛：もちろんです
月影：下がっていいぞ
A：はい
桜乙愛：はい
ｶﾞﾁｬｯ
A：所詮…か…
桜乙愛：お姉様？
A：あ、えぇ
桜乙愛：ジョーカーに…
期待…ですね
A：そうね
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作者名：咲亜＆氷水 | 作成日時：2016年5月28日 15時
