13カラット バタフライパレード ー姉妹の変装ー ページ16
遂にこの日がやってきた
バタフライパレード当日
姉妹の朝は
いつもの変わらない
はずだった＿＿＿。
桜乙愛：じゃあ、お姉様
先に行ってますね
警官の格好をした
桜乙愛が
名前に声をかける
A：えぇ、
気をつけるのよ
鏡介：水月
水月：はい、
鏡介：Aお嬢様を頼んだぞ
水月：わかっております
A：鏡爺
桜乙愛を頼んだわよ
鏡介：お任せ下さいませ
そう言って桜乙愛と鏡介は
屋敷を出た
水月：Aお嬢様
A：そうね、
私も準備しなくちゃ
そう言ってAは
自室に戻った
A：さて、
怪盗の時間ね
A：さて、
魅せもらうわよ
怪盗ジョーカーの実力を
Aが言ったその言葉は
静かに消えていった
夜
いよいよ
シャトランジの出番だ
一人と二人の怪盗が
出会うのは
そう時間はかからない
桜乙愛は
警備に紛れて
最もルビーバタフライに
近い場所を警備していた
一方怪盗ジョーカーも
桜乙愛と同じように
警備に紛れていた
鬼山：イルミネーションは
綺麗だな
白井：そうですね
黒崎：それよりも警部
鬼山：なんだ？
黒崎：怪盗シャトランジ
本当に来るんすかね？
白井：そうですよ
あの後ジョーカーからも
予告状来たし
鬼山：くる！絶対にくる
ｺﾞｰﾝｺﾞｰﾝ
時計が０時を示す
その時だった
ﾊﾟﾁｯ
突然照明が消え
あたりには
月明かりだけが入っていた
鬼山：警備を固めるんだ！
鬼山がそういった瞬間
A：はじめまして
鬼山警部怪盗シャトランジ
ルークです
以後お見知りおきを
鬼山と警官の前に現れたのは
タキシードに
シルクハットを被った
月明かりに映える
怪盗の姿だった
鬼山：お前がシャトランジか！
ルーク？ということは
まだ誰かいるのか！？
A：それは、
秘密にしておくとしましょう
A：それよりも
俺にはこいつを盗むことが
最優先でしてね
ルーク元いいAの手には
輝くルビーバタフライが
納められていた
鬼山：っ！？
そ、それは！？
A：では、
俺はこの辺で
ルークはそう言うと
胸ポケットにある
黒いバラの花びらを
一枚千切り
ﾌｯ
息を吹き掛けた
すると
鬼山：な、何！？
A：では鬼山警部
今夜はこの辺で
ルークは
煙幕の中に
消えていった
その頃
桜乙愛は
照明が落ちるとすぐ
A約束した
屋上に向かった
ジョーカーも
Aが消えてすぐ
屋上に向かった
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作者名：咲亜＆氷水 | 作成日時：2016年5月28日 15時
