【短編集】恋色物語 〜テニプリ・テニミュ〜

鳳長太郎 〜俺と君と五線譜〜 氷水様リク ページ33

♬〜

放課後の

氷帝学園の音楽室に

ピアノの音色が響く

可憐で

美しい

そのピアノの演奏は、

まさに彼女を

そのまま写し取ったかのような

そんな音色だっだ＿＿_。


テニスコート

♬〜


宍戸：おい、長太郎

長太郎：はい！なんですか？

宍戸：今日も聴こえるなあいつのピアノ

長太郎：そうですね 今日はテンペストだ

宍戸：テンペスト？？

跡部：そんなのも知らねェのか 宍戸

宍戸：あ、跡部

跡部：ベートーベンの
ピアノソナタ第17番テンペスト

長太郎：正解です 跡部さん

忍足：Aちゃんは、
いつもピアノ弾いとるな

向日：そうだな

日吉：あいつのピアノの
音って綺麗ですよね

樺地：ウス

長太郎：ピアノは、
その人の心までも写すっていうからね

芥川：ヘぇ〜…そうなんだC〜

宍戸：珍しいなジロー起きてるなんて

芥川：Aちゃんのピアノ聴いてると
目が覚めて来るんだC〜

長太郎：凄いな、Aちゃんのピアノは

忍足：なぁ、跡部

跡部：あーん？

忍足：そろそろ、
部活しまいの時間やないか？

跡部：今日は、解散

部員全：ありがとうございました


部室


長太郎：跡部さん

跡部：なんだ？鳳

長太郎：来週の土曜日
部活休ませていただきます

跡部：なんでだ？

長太郎：ピアノの発表があるので

跡部：わかった、

長太郎：それでは、お先に失礼します


鳳は、音楽室に向かった

音楽室からは、

ピアノの音色が響いていた

ガラガラ

A：鳳君、部活お疲れ様

長太郎：Aちゃんもお疲れ様

A：音聴こえてた？

長太郎：うん、うちの先輩たちが褒めてた

A：本当？嬉しいな((微笑

長太郎：可愛すぎだよ((ボソッ

A：ん？何か言った？

長太郎：なんでもないよ
それより、練習しに行こう

A：そうね


ピアノ教室


先生：今日は、
発表会前なので自主練とします

長太郎：Aちゃん、
連弾の練習しない？

A：いいよ、30分後でもいい？
個人曲の練習もしたいから

長太郎：いいよ、じゃあ、30分後に

A：うん


Aちゃんの個人曲は、

ベートーベンの

ピアノソナタ第26番 告別

それと、

俺とAちゃんの連弾

ショパンの

軍隊ポロネーズ

Aちゃんと一緒にできて本当に嬉しい

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