漢気恋愛【切島鋭児郎】 (ページ9)

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上鳴side

『カップル多すぎねー？』

麗日｢カップル割引やってるしなぁ｣

峰田｢なあ、見てみろよあそこのカップル。ぜってー女の方美人だぜ。｣

瀬呂｢男派手だねー、赤髪て。｣

『切島かよ。』

芦戸｢⋯⋯マジで切島じゃない？｣

『いや、でも髪下ろしてるし。相手誰だよってなんねぇ？』

瀬呂｢⋯黒髪だし八百万とか。｣

『女の子の方が背低いじゃん。』

葉隠｢他校の人とか！｣

緑谷｢⋯⋯⋯もしかして、相葉さん？｣

『⋯⋯いやいやいや、相葉さんは高嶺の花だし。』

麗日｢もうちょっとで顔見えそうやねんけどな⋯｣

轟｢声かけるか？｣

葉隠｢デートの邪魔しちゃダメだよ！｣

『なんっ、あれはデートじゃないだろ！ノーカン！！』

芦戸｢⋯⋯見てこれ。｣

芦戸が携帯の画面を俺たちに向ける。

『⋯んだよ、これ、』

画面に映っていたのは知らない男のインスタの投稿。

そこには相葉さんと切島のツーショットの写真と【デート中の雄英生】の文字。

瀬呂｢え、あのカップルと服一緒じゃん。｣

峰田｢⋯⋯うそだろ？｣

麗日｢本人やったんや⋯。｣

『この⋯裏切り者めーっ！！！！！』