漢気恋愛【切島鋭児郎】 (ページ7)

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切島｢おっ、始まるぞ！｣

『⋯ん。』

切島｢すっげぇ⋯！｣

｢お次はダイナミックなジャンプ！！｣

『⋯あ、』

これ絶対濡れる。

《ばしゃあ》

切島｢⋯⋯涼しいな。｣

『⋯ね。』

｢前の学生カップルさんがビショビショに！笑ごめんなさーい！｣

切島｢大丈夫でーす！！｣

『んふ、切島の髪の毛ぺっしゃんこ、』

切島｢デコにすっげえ張り付く、｣

『⋯っくし、』

切島｢あ、咲これ着とけ！風邪引いちまう！｣

渡されたパーカーを受け取る。

『切島半袖になっちゃう。』

切島｢俺はいいんだ！もし風邪引いたら咲が看病してくれ！｣

『任せて、唐揚げ作ったげる。』

切島｢そこはお粥にしてくれ⋯ぶぇっくし！｣

『切島風邪引いちゃう。』

切島｢ダメだ、脱ぐな。あの、あれ！手繋いでくれたらいいから！｣

『⋯必死。』

切島｢だって咲が風邪ひいたら困るだろっ、！｣

『なんで困るの。』

切島｢⋯⋯⋯さ、寂しいし⋯彼女にしんどい思いさせんのは、男じゃねぇ、｣

顔を背けながらボソボソと呟く切島。

『⋯⋯耳赤い。』

切島｢すぐそういうこと言う！咲だってすぐ照れるくせに！｣