ブラック本丸潰してた役人が「審神者」になる話

ーー（３） ページ34

貴方side


「…何なんだこの瘴気の濃さは…」


今回の任務先の本丸。


演練への参加が半年近くなし、政府への書類提出も絶えた


かなり『黒』に近い状態である


…何事もなければいいと思っていたが、まだ本丸内に足を踏み入れていないにも関わらず


鉄の…いや血の匂いがする


(こりゃ急いだほうがいいな)


結界を急速に破壊、本丸に侵入



















「…は？」



目の前に広がった光景は今でも脳裏に焼き付いて離れない



死屍累々…ということが正しいかはわからないが、そういう現場だった


無惨に折られ、原型をとどめていない刀


兄弟をかばったのだろうか背中を撃ち抜かれながらも兄弟の死体を守っている太刀


(使われているのは銃…となれば内乱が起こった可能性は低い…)




奥に進めば進むほど血の匂いは濃くなっていく



ふと暗闇の中、人影が確認できた



「…お前かここの本丸の主は」


？「…誰だ」


「役人桜華。『xxxxxx』、お前を刀剣男士の虐待及び殺害の現行犯で逮捕する



x「はっ！お前みたいな小娘が俺を捕まえる？笑わせるのも程々にしろよ？」


「生憎だが俺は男だ。なめた口聞いてんじゃねぇよ犯罪者ｇ((バンッ



銃口から放たれた弾丸を刀で弾く


「今の行動だけでも任務妨害で豚箱行きになるがそれでも抵抗するのか？」





…近くにコイツ以外に誰かがいる気配はない


最悪のケースかも知れない可能性を踏まえ、相手から見えない角度で本部へメールを送る














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『xxxxxxの本丸にて殺害事件発生応援をお願いします』




綾「この場にいる職員全員に告ぐ！審神者名『xxxxxx』の本丸にて殺害事件発生！

現在、職員 桜華が応戦中。直ちに応援へ向かえ‼」








　 全「「「はいっ‼‼」」」

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