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私が前を歩いて町まで向かう
ナオミさんが前だと後ろの私が何をするか怪しまれると思うし
何よりナオミさんを危険な目には合わせられない
ナオミさんは初対面の私に沢山質問をしてきて
フレンドリーな方だなーと思う
羨ましい、私そう簡単にいかないわ
「ここが私が行きたいところなんですが…いいでしょうか?」
ナオミ「ここですの?」
「ええ、お恥ずかしながら…」
来た場所は服屋
そこまでは恥ずかしさなく話せるが目的は服じゃない
「その、し、下着を…買いたくて」
私の台詞にポカンとし始める
やっぱり恥ずかしい、もうやだ穴があったら入りたい
ナオミ「全然いいですわ!私がいいものを選んで差し上げます!」
「え、えぇ!?」
強く手を引かれて店内の中を走る
私たちは真っ先に下着コーナーに入った
その後ナオミさんにあーだこーだと数時間迷った←
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「有難う御座います…」
ナオミ「いいんですの!どれも似合いますわよ」
そう言ってにっこり笑って見せる
まさに妖艶な笑みでちょっと惚れた←
それから次はナオミさんの買い物の番だと張り切っていた
ナオミ「ここですわ」
「ほぉ…私もここはたまにきますよ、品揃えいいですよね」
ナオミ「分かります?」
フフフと笑って店内に入り籠を取る
私はナオミさんの持っている籠を取って指さすコーナー
食品コーナーに直行しお茶袋を探す
「普段はどんなものを?」
ナオミ「麦茶とかたまに気分で緑茶にする方もいますわよ」
「じゃあちょっと別のもの選んでみません?」
ナオミ「それもいいですわね!」
ちょっとだけお茶について語ってからほうじ茶と珍しく紅茶を買うという
後は乱歩さんのためにとお菓子を買うらしい
てかあの人仕事してるのかな←
ナオミさんはまだ見たいものがあると言って雑貨屋に向かって行った
その間に私は会計に向かって行き、会計が終わってからナオミさんを雑貨屋の前で待った
数分してナオミさんが帰ってきた
ナオミ「お待たせしましたわ!…て、買ってくださったの!?御免なさい!今お金…」
「いいですよ、今日くらい奢らせてください、帰りましょ?」
そこで何を思ったのかナオミさんは「キャー!」と言って後ろから抱き着かれる
私は倒れなかったがナオミさんに顔を向ける
「如何したんです?」
ナオミ「Aちゃん私より年下なのにかっこいいですわ!イケメン!」
「そんなことないですから!」
帰り道でそんなやり取りを繰り返して歩いた
ま…楽しかった
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作者名:*憂鬱* x他1人 | 作成日時:2016年10月30日 16時