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ジャンプすることをやめて振り返ると
服をもって口元を手で覆い笑う中原さんが此方を見ていた
それが分かると私の頬はわかりやすく赤くなる
「あ…あ…」
中原「カオ○シか」←
それに更に腹を抱えて笑う中原さんに更に顔が沸騰した←
もう恥ずかしくて嫌だ
握っていた掛布団で顔を覆う
中原「別にいいんじゃねぇの、お前はまだガキだろうが」
「何一丁前に恥ずかしがってんだ」と言いながら此方に来てベッドに服を投げる
私は恥ずかしながらも顔を上げて服に目をやる
服を見て私は目を大きく見開いた
「これ…」
中原「一応女だからな、それなりに服にも配慮してやったんだ、感謝しろよ」
そう言って頭をぐりぐりと撫でられる
中原さんは大きく笑って見せて服を1つずつ持ち上げて確認し始める
服のサイズなどを聞かれて素直に答えた
「…本当、有難う御座います中也さん」
中原「! おう」
分かりやすく気分がよくなる中也さんに嬉しさがこみ上げてきた
私はちょっぴり幸せを感じたのかな
そんな感情がたまらなく嬉しかった
中原「大体はカッターシャツとかだな…男物でいいならズボンもやるか?」
「何から何まで申し訳ありません…」
中原「子供が何言ってやがる。こういうのは頼っていんだよ」
そう言って再び部屋を出ていく
私は切れる服を綺麗に畳んで重ねる
ベッドに寝っ転がり枕に顔をうずくめた
「…さっきも思ったけど、この匂い何処かで…」
思い出せないので思考の追及を放棄した
丁度中也さんが帰ってきたのでズボンを見てみる
見事に黒しかないな←
だが私好みだ←
「有難う御座います」
中原「お前それしか言わねぇな、まぁ俺も捨てる手間省けたわ」
懐かしむように服を見る中也さんはゆっくりとベッドから降りた
今思えば中也さんもベッド乗ってたんか←
今日は突っ込みが多いな←
中原「後は姐さんととエリス嬢と買い物に行けばいいんじゃねぇか?」
「エリス嬢はダメですね」
中原「何で…ああ」←
きっと仕事としてはありえないフリフリのゴスロリとか…あり得る
だからと言って姐さんは今日仕事だから忙しいし、明日も疲れてるだろうしな
「鏡花ちゃんと行きます」
中原「敵と行くのか?」
「私は命令がない限り敵とは思わないし、プライベートならボスも許してくれます」
それほど私に信用があるから
私がこの組織を裏切らないと確信を持っておられるんだろう
中也さんもそれはもううっすらと察しているはず
中也さんは許しがたくも了承してくれた
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作者名:*憂鬱* x他1人 | 作成日時:2016年10月30日 16時