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モンゴメリ「それでおじさまと貴女はどうなさるの?」
ぺらぺらと話し出すモンゴメリさんの表情は嬉々としていた
ボスは眉間にしわを寄せ始めている
モンゴメリ「おじさまと貴女がアンに捕まった時の絶望した顔を見てみようかしら」
余裕の笑みでこちらを見ていた
が、それは恐怖の色に染まった
森「試すかね?」
震え出すモンゴメリさん
その様子はまるで子羊のようだ
森「君も彼女に何か言ってあげては?」
「そうですか?では一つ言っておきますモンゴメリさん、私
_____自分の力を過信しすぎて舐められるのって嫌いなんですよ」
その時、モンゴメリさんは膝から崩れてしまった
2人分の殺気に体が耐えられなくなってしまったのだろう
森「無理だな、何故なら君は既に敗けている…見るといい」
そう言って先ほど敦君が引き込まれた扉を指さした
モンゴメリさんは恐る恐る振り返り、目を見開く
いるはずのない敦君が、そこにいたから
モンゴメリ「何で!?確かにドアは閉まったはず!」
「貴方の見落としはただ一つ…この勝負は最初から2対1です」
モンゴメリさんは敦君にいつの間に巻かれたのかリボンが絡まっており、それを勢いよく引っ張った
そのままモンゴメリさんは敦君に捕まり賭けをしている
「これは勝ちですね」
森「そうだろう、彼女はまるで嫉妬する可憐なアリスだ」
「全くそうですね」
世界は元に戻った
私は敦君に目を向ける
敦君はモンゴメリさんに言い寄っていたがモンゴメリさんはキッと睨みを利かせ走り去っていった
森「あぁぁっエリスちゃん!」
「うっさ」←
ボスの前にはエリス嬢が
私もそちらに駆け寄りその様子を眺めていた
なんかボスが「可愛いから許す」とかほざいてる←
エリス「! A!大丈夫だった?巻き込んで御免なさい…」
「私はいいんです、ボスにはもっときつくしてあげてください」←
森「Aちゃん!?」
ボスは敦君を見つけてそちらに歩み寄る
それから話を少しして離れていった
私も探偵社の方たちの所まで行く
中島「! 君…」
「そんなに悲しそうな顔しないでくださいよ、私だって悲しいんですよ」
そう言って鏡花ちゃんに近づく
が、敦君や谷崎さんがそれを庇う
「…そうですよね、いえ、何でもないです、では」
そう言って微笑んで見せる
彼らに背を見せてその場を去ろうとした
泉「あの、今度!クレープ食べよう!」
その言葉に私は振り向く
そんな鏡花ちゃんに笑ってその場を去った
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作者名:*憂鬱* x他1人 | 作成日時:2016年10月30日 16時