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「…終わったかな?」

鏡花ちゃんのそばに取り沿いながら呟く
そちらに目を向けると敦君が丁度こちらに向かってきていた

「お疲れ」

中島「!?君、は…」

言い終わる前に倒れてしまった
だが意識はまだあるようで、目は此方に向かっていた

「紹介が遅れました、私はポートマフィアのAと申します」

中島「どう、して」

そんな悲しそうな顔しないでほしい

「本当に不運ですね…ですが事実、私と貴方は敵同士ですね」

敦君は複雑な表情のまま意識を失った
私はそんな敦君を見ながら立ち、船から離れるため歩き出す

「意識があるなら早く逃げなよ」

凛とした声で鏡花ちゃんに言う
鏡花ちゃんは気づいていたのかと驚いていた

「頑張ってね、応援してる」

泉「…うん」

敦君の肩を担ぐ
そんな鏡花ちゃんに「あ」と言って呼び止めた

泉「何?」

「敦君が目覚めたら伝言伝えてくれないかな___プライベートで会った時はお茶でもって」

私は鏡花ちゃんの返事の有無を無視して船から飛び降りる
当然下は海なわけで

「私海嫌いなんだけどなぁ…」

まず私は金槌だから泳げないし、浮くこともできない
その中異能を使って沈みかけていた芥川さんを引っ張り出し、影で芥川さんを離さないまま空に浮かんだ
傍からすればそれに立っているように見えるから姿を消すように異能を使う

多重異能をしたからか、口から血を吐きだした

「…内部が壊れたりするのは困るなー」

そんなことをぼやきながらマフィア本部まで向かった
…この人絶対に重傷じゃん

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作者名:*憂鬱* x他1人 | 作成日時:2016年10月30日 16時

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