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「梶井さぁ〜ん…あれ」
?「おや?誰だい?まさかマフィアじゃないだろうねぇ?」
そこにはボコボコにされた梶井さんと若い女性の方がいた
女性の方は鉈を持ちながらおやつを目の当たりにしてる子供のような顔で梶井さんを見ていた
子供のような…いや、あれは笑ってる般若だな←
「これはこれは探偵社の美しき婦人さん、いえ与謝野晶子さん」
与謝野「アンタぁ…知らない顔だねぇ?新入りかい?」
「いえ、分けあって数年籠ってたので…外は本当に久しぶりです」
与謝野さんは鉈を肩に担ぎながら興味深そうに私を見るが警戒心がダダ漏れだ
梶井さんもミラクルなくらいコテンパンだし
「ところで今は何を?」
与謝野「此奴を解体してやろうと思ってね」
「あ、どうぞ楽しんでください」←
梶井「ちょっ!?Aちゃん!?」
「綺麗にしてやってください」←
与謝野「あいよ」
梶井「まっ、ちょっとぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!」
こうして梶井さんは解体された
私はそれを暫く待っていた←
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与謝野「こちら車掌室…___」
与謝野さんがアナウンスでお仲間の敦君に声をかけ、マイクを戻す
そうして私に向いた
与謝野「アンタぁ誰だい?探偵社でさえ知らないマフィアってことはただの部下かい?」
探るような手口
だが私は呆れるような仕草で返した
「私がそう簡単に口を割ると思いますか?」
それと共に殺気がその場を支配する
与謝野さんは表情に似合わず冷や汗を浮かべている様子だ
「…ま、今回の作戦は失敗に終わることは予想してました、私たちもこれで失礼します」
そう言って悪びれもなく梶井さんを引っ叩く
梶井さんは声を上げてから立ち上がり、電車の出口へ向かった
「あまり話せませんでしたね、プライベートであった時はお茶でも」
与謝野「遠慮しておくよ」
「フフッ、そうですよね」
そう言って再び背を向ける
与謝野「待ちな」
「何か?」
与謝野「アンタどう見ても幼すぎる、どうしてマフィアにいるんだい?」
どうしてマフィアにいるか?
…さァ
「どうしてでしょう?只…私にはあそこが合っている、気がします」
そう言って優しく微笑んだ
与謝野さんは何を思ったのか、苦虫を噛み潰したような顔をして背中を見ていた
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作者名:*憂鬱* x他1人 | 作成日時:2016年10月30日 16時